2025年度版プロアクティブ行動調査:組織成果向上の鍵を探る
株式会社日本総合研究所は、2025年度版のプロアクティブ行動に関する調査を実施し、その結果を発表しました。この調査は、2021年、2023年の調査に続いて行われ、全国の従業員5,000人を対象としたウェブ調査を基にしています。プロアクティブ行動は、個人やチーム、組織のパフォーマンス向上にどのように寄与するかを明らかにすることを目的としています。
調査概要と目的
今回の調査は2つの部分に分かれています。まず、調査1は従業員を対象として、プロアクティブ行動が自身の行動や組織に与える影響を分析しました。一方、調査2では管理職を対象に、彼らのリーダーシップ行動を持続的に発揮するための要因を明らかにすることを目指しました。
プロアクティブ行動の定義
プロアクティブ行動とは、一般的に未来を見越した行動を指しますが、日本総合研究所ではこれを「革新行動」「外部ネットワーク探索行動」「組織内ネットワーク構築行動」「キャリア開発行動」の4つの要素に分け、その実践度合いを「プロアクティブスコア」として数値化しています。このスコアは従業員育成の指標として多くの企業で活用されています。
主な調査結果
調査1の結果
- - プロアクティブスコアは、全体で2023年度の2.89から2025年度には2.95に微増したものの、3.0を下回る水準にとどまっています。これに基づき、プロアクティブ人材の実態が明らかになり、組織内での影響が示されています。
- - プロアクティブスコアが高い従業員は、個人成果や仕事への熱意、ウェルビーイングに関する指標が低いグループに比べて、約1.5倍から2倍の差があることが示されました。これにより、企業はプロアクティブ人材の育成が求められることが明確になりました。
調査2の結果
- - 管理職のリーダーシップ行動がチームのプロアクティブスコアに与える影響を確認。管理職が高いリーダーシップスコアを持つほど、チーム内のプロアクティブ行動も高いことが確認され、リーダーシップの重要性が浮き彫りになりました。
- - また、変化に適応する能力や状況を客観視できる力はリーダーシップ行動を促進する要因であることが分かりました。
組織としての取り組み
この調査結果を踏まえ、組織としてはプロアクティブ行動を促進する環境づくりが求められます。特に、管理職のサポート体制の強化や、変化を恐れず受け入れられる心理的安全性の確保が、リーダーシップ行動の質を高め、結果として組織全体のパフォーマンス向上に寄与すると考えられます。
最後に
プロアクティブ行動の重要性はますます高まっています。従業員自身の成長を促すだけでなく、企業全体の成果を引き上げるためにも、今後の職場環境がどのように進化していくのか、注目が必要です。
詳細な調査結果は、
こちらから確認できます。