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渋谷からLGBTの壁をなくすための新しいプロジェクト

渋谷区は2015年4月、同性カップルを法的に認める条例を施行し、「パートナー」として証明書を発行することを開始しました。これにより、LGBTの人々への配慮や権利を認める動きが全国に広まり、渋谷は新たな未来づくりの中心地として注目されています。

そこで立ち上げられた「We think (SHIBUYA).実行委員会」は、2019年12月に「自分らしく生きるプロジェクト」を発足。このプロジェクトの目的は、LGBTだけでなく、すべての人が自然体で生きることができる社会を実現することです。日本人の10人に1人がLGBTであるというデータが示すように、私たちは多様性を尊重し合う環境を整える必要があります。現在も多くの人がハラスメントや偏見を恐れてカミングアウトを控えているため、より良い社会を築くためには、理解と共感を深めることが求められています。

メディアを通じた情報発信の強化

本プロジェクトでは、情報発信手段としてメディアを積極的に活用しています。TOKYOMXテレビでは、LGBTの当事者に密着したドキュメンタリー番組『らしく～My Story～』や、多様性を受け入れる企業の取り組みを紹介する『日本の底力～自分らしく生きること～』を隔週放送しています。これらの番組は、スマートフォンやPCでも視聴可能であり、多くの人に届くことを目指しています。

また、番組の放送翌週にはYoutubeで座談会を生配信し、当事者のリアルな声を届けることで、視聴者との相互理解を促進しています。これにより、視聴者が自己表現や意見をフレンドリーに共有できる場を提供し、コミュニケーションの機会を増やしています。

有名クリエイターとのコラボレーション

このプロジェクトには、人気ヘアメイクアーティスト“おぐねぇー”こと小椋ケンイチさんが関わっており、高い知名度を持つ彼の協力によって、LGBTフレンドリーな環境がより広がることが期待されます。活動を通じて、すべての人が自分らしい生き方ができる世の中に向けて、さらに一歩を踏み出すことを目指しています。

このような取り組みを通じて、渋谷はLGBTに優しい地域としての地位を確立し、他の地域にも良い影響を与えていくことでしょう。今後も「自分らしく生きるプロジェクト」は多様性を尊重する社会の実現に向けて活動を続けます。これからの展開が大変楽しみです。

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