障害者の就労支援に革命をもたらす「キモチプラス」

「キモチプラス」が職業リハビリテーションに貢献

東京都に本社を置くネクストワン合同会社が開発した就労安定サポートツール「キモチプラス」が、最近出版された日本職業リハビリテーション学会の学会誌『職業リハビリテーション』（Vol.38 No.2）に取り上げられました。このツールは、障害者の就労に関する10,000件以上の実績をもとに構築されており、障害者雇用や福祉サービスの現場で広く利用されています。特に、ウェルビー株式会社の就労定着支援の一環として、同ツールが大いに活用され、高い評価を得ています。

キモチプラスの特徴

「キモチプラス」は、障害を持つ方々が職場での安定を達成するために特化したクラウド型ツールです。以下のような特徴があります。

- 体調の記録と可視化: ユーザーは自身の体調やメンタル、睡眠状態を記録することができ、可視化することで自己ケア力を向上させます。これにより、安定的な就労に繋がります。
- 情報整理機能: ユーザーは選択肢を選ぶだけで、相談ごとや悩みを整理できるため、特性理解が進む効果があります。
- 情報共有の強化: 関係者との情報連携が強化されることで、担当者の業務負担を軽減することができます。

受賞歴と今後の展開

「キモチプラス」は、内閣官房主催の「Digi田甲子園2023」で第6位を受賞しており、取り組みが認められています。今後も就労移行支援から就職後の定着支援まで、さらに発展していくことが期待されています。

就労定着支援における価値

「キモチプラス」は、ウェルビー株式会社が目指す長期的な就労安定に寄与する大きな役割を果たします。具体的には、以下のような価値を提供します。
1. 見守り機能: ユーザーが日々の体調データを入力することで、リアルタイムに変化を把握できます。不調があった場合の早期対策も可能になり、早期離職のリスクを軽減します。
2. 支援の一貫性: 就労移行支援時からのデータを基に、支援内容の一貫性を持たせ、安心して就労に取り組める環境を整えます。
3. 企業へのフィードバック機能: ユーザーの同意を得た上で、企業と情報を共有することで、個々の特性やニーズを把握し、サポートを行うことが可能になります。

「キモチプラス」はこれらの機能により、障害者雇用の現場での活用が進むと同時に、安定した雇用環境の構築に貢献しています。特に、業務負担の軽減と共に、当事者の安心感を確保するためのツールとして大変重宝されています。