新刊情報:妖怪アクション活劇『ようかいとりものちょう20』
12年の歳月を経て登場する『ようかいとりものちょう20 妖怪捕物帖X八眷伝篇肆最後の眷士と暗黒妖狐』。この人気シリーズもついに40万部の販売を達成しました。大崎悌造の原案と、ありがひとしの魅力的な作画により、痛快な妖怪アクションとミステリーが魅力的に描かれています。
妖怪捕物帖とは?
「捕物」は「悪者を捕らえる」という古い言葉で、シリーズの中では主人公の妖怪、七尾の狐であるコン七が「ろくろっ首」のお六や「つくも神」のわらじのワ助と一緒に悪者と戦う姿が描かれます。各巻はそれぞれ異なる物語で構成されており、妖怪お江戸篇、天怪篇、古都怨霊篇、冥界彷徨篇、八眷伝篇と続く中で、どの巻から読み始めても楽しめる工夫がされています。
この物語は、ダイナミックなページ展開で、読者を物語の世界へ引き込む力を持っています。特に、登場人物たちの成長は読者にとって深い感情を呼び起こします。シリーズは第1巻の刊行以来、年々人気が高まり続けており、その魅力が衰えることはありません。
新刊の内容
この新刊では、京のミカドが予言した未曾有の大禍を防ぐため、コン七は新たな戦いに挑みます。八眷士が揃う中、黒狐毒に侵されるコン七に残された時間はわずか30日。敵のマサカドを倒し、皇子を阻止するための時間との闘いが始まります。すべての謎が解け、物語が大きく動く瞬間を見逃すことはできません。
また、巻末にはこれまでの物語のあらすじも収録されており、新規読者でもすぐに楽しむことができるよう配慮されています。
売上の背景と著者の思い
第19巻は大崎悌造先生の遺作となり、20巻はそのプロットを基に制作されています。今回、ありがひとし先生は大崎先生と共に取材に行った伝説の地を訪れ、物語の舞台設定に新たな色を加えました。彼はその取材を通じて得たインスピレーションを作品に反映させています。このように、多くの人々の思いが詰まった作品が誕生しました。
特典情報
初版限定特典として「妖怪大図伝」が付属しており、巻末に掲載された本書カバーイラストのポスターも楽しめます。これを手にしたファンは魅力的な妖怪たちに囲まれた特別な体験ができます。
書誌情報
- - 書名:ようかいとりものちょう20 妖怪捕物帖X八眷伝篇肆最後の眷士と暗黒妖狐
- - 著者名:大崎悌造・原案/ありがひとし・作・画
- - 出版社:株式会社岩崎書店
- - 価格:1,078円(本体980円+税)
- - 判型:A5判
- - ページ数:112ページ
購入方法
書店やオンラインで手に入る新刊の情報は、公式サイトや主要書店で確認可能です。ここまで多くの読者に支持されてきた『ようかいとりものちょう』の新作、ぜひ手に取ってその魅力を感じてみてください。