シニア層のデジタル利用拡大とその実態の変化に迫る調査結果

株式会社DIGITALIOは、全国の男女10代以上を対象としたデジタル利用実態調査を2024年7月2日に実施しました。この調査の目的は、特に60歳以上のシニア層がデジタル技術をどのように利用しているかを明らかにすることです。デジタル技術の普及が進む現代において、シニア層のスマートフォンやキャッシュレス決済の利用は増えており、今回の調査でもその傾向が確認されました。

調査結果では、シニア層の販促キャンペーン参加率が74.1%と最も高いことが明らかになりました。また、83.8%がオンラインキャンペーンに参加した経験があると回答し、デジタルギフトの理解度も79.3%に達しました。このようにシニア層は、過去の認識とは異なるデジタル技術に対して積極的な姿勢を示しています。さらに、デジタルギフトを受け取ったことがあるシニア層の91.4%が問題なく受け取れたと答えており、彼らがデジタルメディアを活用できていることがわかります。

また、シニア層がデジタルギフトを持つことへの意欲も高く、72.4%が「デジタルギフトを貰えたらうれしい」と回答しました。これは、世代を超えてデジタルギフトが人々に喜ばれる存在であることを示しています。シニア層は購買意欲も強く、デジタルギフトを景品とした販促キャンペーンへのメリットも63.8%が感じると回答しています。

一方で、シニア層でデジタルギフトを送ったことがあるのは8.6%と少ないことが確認されました。このことから、彼らが贈り物としてデジタルでのコミュニケーションをあまり駆使していないこともわかります。総じて、シニア層はデジタル技術の利用には前向きですが、ギフトを送るという文化にはまだ浸透していない様子です。

調査の方法はWEBアンケートで、401名からの有効回答を得られました。デジタル技術が進化する中で、シニア層もまた新しいライフスタイルを受け入れつつあり、これからのデジタル社会における彼らの役割がますます重要になると考えられます。デジタルギフトサービス「デジコ」などの活用が、今後のシニア層の生活においてどのように影響を与えていくのか、今後の動向に注目したいところです。