オープングループが株式取得
2024-09-20 16:23:05

オープングループ、あすかペイロールプロの株式取得を発表しデジタル化を加速

オープングループがあすかペイロールプロの株式を取得



オープングループ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:高橋 知道)は、あすか社会保険労務士法人のグループ会社である株式会社あすかペイロールプロ(本社:東京都渋谷区、代表取締役:大東 恵子)の株式取得に合意したことを発表しました。この提携により、あすかペイロールプロが提供する給与計算代行業務に、オープングループの子会社であるオープン株式会社が開発した「RoboRoboペイロール」を導入し、業務のデジタル化と自動化を進める方針です。

株式取得の背景


あすかペイロールプロは、主にあすか社会保険労務士法人の顧客に対して給与計算代行を行なっています。しかし、昨今の市場では事務職の人材不足が続いており、アウトソーシング需要が高まる一方で、適切な受け皿が不足しています。また、業務がアナログに依存しているため、効率性の向上が求められる状況です。企業が求める高いセキュリティ環境に対応できる体制も必要ですが、それを実現するためのテクノロジー投資にリソースを割く余裕がなかったことも課題でした。これらの要因から、オープングループは資金力と技術力を活用して、給与計算代行業務のデジタル化を図り、効率的なサービスを提供することが必要だと考えました。

提携の具体的な取り組み


新たに導入される「RoboRoboペイロール」は、アウトソーシングによる生産性向上と業務効率化を実現します。この取り組みにより、あすかペイロールプロは新たな人員を大幅に増やすことなく、より迅速に多くの給与計算業務に対応可能になります。このサービスは、情報セキュリティの国際規格であるISMSに準拠しており、顧客企業の情報管理においても安心感を提供します。

将来的には、あすかペイロールプロだけでなく、あすか社会保険労務士法人に所属する社会保険労務士との連携を進め、給与計算だけでなく社会保険手続き代行や労務顧問支援にも幅広く応える体制を整える考えです。

市場の展望


給与計算代行市場は年々拡大しており、現在既存で約9,000億円規模、今後の潜在市場として7,000億円以上の成長が見込まれています。しかし、多くのBPO事業者が依然として労働集約型のビジネスモデルを採用しているのが現状であり、アウトソーシング需要の増加に対応する事業者が不足しています。

このような背景を受け、オープングループとオープンはあすかペイロールプロとの提携を通じてオペレーション改革を目指し、生産性の向上を図るとしています。また、この新たな仕組みを他の給与計算代行会社や社会保険労務士法人にも提供し、全国的なシェアードサービスの実現を目指します。

さらに中期的には、生成AI技術を活用し、社会保険手続き業務においてもAIアシスタントを提供することが目標です。これにより、人的資本経営や意思決定のサポートを行うサービスへとシフトし、顧客企業の価値最大化に貢献したいと考えています。また、バックオフィスのデジタルBPOセンターを全国に設立し、シェアードサービスの提供を進める方針です。

「RoboRoboペイロール」の特徴


「RoboRoboペイロール」は、給与計算代行に加え、便利なツールが組み合わさったサービスです。一般的な給与代行サービスとは異なり、スマートロボットと人間のプロセス設計により、導入にあたって勤怠管理システムを変更する必要がなく、柔軟なカスタマイズが可能です。また、社会保険労務士による監修を受けたリーズナブルな料金設定で、質の高いサービスを提供している点が特徴です。

オープングループの取り組みとあすかペイロールプロとの提携は、今後の給与計算代行市場において新たな時代を切り開く一歩となるでしょう。


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会社情報

会社名
オープングループ株式会社
住所
東京都港区虎ノ門1-23-1 虎ノ門ヒルズ森タワー8F
電話番号

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