高齢者と保護猫
2021-02-22 11:47:24

高齢者と保護猫の新しい暮らしを支える「ゼロジャパン」プロジェクトが始動

新たな命の希望をつなぐ「ゼロジャパン【殺処分ゼロ】プロジェクト」



日本で毎年多くの犬や猫が殺処分されており、令和元年度では31,000頭以上が命を落としました。環境省のデータによると、近年その数は減少傾向にあるものの、最近もなお多くのペットが救いを求めている現状があります。これを受けて、私たちは「ゼロジャパン【殺処分ゼロ】プロジェクト」を立ち上げ、日本全国で殺処分数をゼロにするという目標を掲げました。

背景・現状の課題



このプロジェクトが取り上げる焦点は、特に高齢者の事情によって飼い主を失い、保護団体でも受け入れられない犬や猫の問題です。最近の調査では、飼い主の高齢化や病気、認知症などの理由で、ペットが捨てられるケースが増えています。悲しいことに、これらの動物たちは新しい家族を見つけることが非常に難しくなっています。

解決策の提供



私たちは、万が一の事態に備えた「ペットの安心信託」という仕組みを開発しました。これは、飼い主が不在になった場合でもペットが安全で幸せな生活を続けるためのもので、必要な資金や安心な住まいを用意します。平成29年まで、日本には犬や猫を受取人にした保険が存在しなかったため、私たちはこの新しい考え方を用いて、飼い主とペットの双方を守ろうとしています。

シニア世代への働きかけ



加えて、私たちは「元気なシニア×保護猫マッチングプロジェクト」をスタートしました。このプロジェクトでは、全国のシニアが保護猫や犬と出会える場を作り、安心して里親になれる環境を整えることを目指しています。シニア世代が犬や猫を通じて得られる癒しや充実感は、心身の健康にも寄与します。具体的には、ペットを飼うことで「幸せホルモン」といわれるオキシトシンの分泌が促され、孤独感の軽減や心筋梗塞のリスク低下に寄与するなど、数多くの医学的研究がその効果を示しています。

社会全体への影響



このプロジェクトが成功すれば、日本の高齢者が保護犬や猫を迎えることで生まれるポジティブな影響は計り知れません。高齢者が活発に生活し、社会参加を促すことが期待され、地域経済の活性化にもつながるでしょう。私たちのプロジェクトは、そういった意味でも、社会全体を変える力を秘めています。

共に作る未来



ぜひこの「ゼロジャパン【殺処分ゼロ】プロジェクト」にご参加いただき、愛するペットたちの明るい未来を共に築きましょう。家庭に新しい命を迎えることで、シニアの皆さんにとっても新たな生きがいが生まれ、豊かな暮らしが広がることを期待しています。この取り組みが、無駄な命をなくすための第一歩となることを願っています。

会社情報

会社名
一般財団法人ペットの里
住所
岩手県滝沢市鵜飼臨安102番地
電話番号
019-601-7775

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。