オンセミ2026年第1四半期決算の詳細
米国アリゾナ州スコッツデールに本社を置くオンセミ(Nasdaq: ON)は、2026年第1四半期の決算を発表しました。この四半期の売上高は15億1,300万ドルに達し、当社の予想ガイダンスの中間値を超える結果となりました。この成績は、AIデータセンターへの需要が増大したことが大きな要因です。
財務ハイライト
特に注目すべきは、GAAPおよび非GAAPベースの売上総利益率がともに38.5%を記録した点です。また、GAAPベースの営業利益率が−3.5%、非GAAPベースの営業利益率は19.1%であり、GAAPベースの希薄化後の1株当たり損失は−0.08ドルと報告されています。一方で、非GAAP基準の希薄化後の1株当たり利益は0.64ドルに達しました。さらに、自社株買いは3億4,600万ドルであり、フリー・キャッシュ・フローの約160%に相当することも業績向上に寄与しています。
CEOのコメント
オンセミの社長兼CEOであるハッサーン・エル・コーリー氏は、需要が堅調に推移したことが業績を押し上げたとコメントしています。「この四半期を通じて景気循環の底を脱し、回復の兆しが見られる中、当社はAIデータセンター向け事業で過去最高の成長を遂げました。前期比で30%以上の増加を達成し、今後の成長に期待を寄せています」と語りました。
CFOの展望
次に、EVP兼CFOのサッド・トレント氏は業績改善が営業利益を前年比10%増加させたと発表しました。彼は「売上成長率の2倍の伸びを実現し、強力な営業レバレッジが効果を発揮しています。引き続き堅実なフリー・キャッシュ・フローを生み出し、株主への還元を行うことに注力します」と述べました。
事業の進展
さらに、事業面でもいくつかの重要な成果がありました。AIデータセンター事業は前年比で2倍以上の売上を記録し、さらに複数のチップベンダーや主要ハイパースケーラーへの採用が拡大しました。
また、オンセミのEliteSiC技術は、航続距離の延長や急速充電を実現し、900V EVアーキテクチャへの移行で業界をリードしています。特に、吉利汽車(Geely)やNIOとの協力が強化されている点も注目です。さらに、Treoベースの10BASE-T1Sイーサネットソリューションが北米の主要OEMに対して量産出荷を開始し、次世代の取り組みを支援しています。これにより、ソフトウェア定義車両(SDV)の成長が加速すると期待されています。
カンファレンスコールの開催
決算発表後、オンセミは2026年5月4日に金融コミュニティ向けのカンファレンスコールを予定しています。リアルタイムの音声ウェブキャストは、公式ウェブサイトのインベスター・リレーションズページで配信され、終了後は約30日間視聴可能となります。投資家にとって貴重な情報収集の機会となるでしょう。
まとめ
オンセミの2026年第1四半期の決算は、好調な業績を背景にさらなる成長が期待される内容となりました。特にAIデータセンター向け事業の成長は、同社にとって大きなポテンシャルとなるでしょう。これからの展開に注目が集まります。