夫婦の価値観を育む「FAMILY STARTUP SCHOOL」全国展開！Hue-ishが描く未来の家族像

夫婦の会話不足、そして暴力… 家族のあり方が問われる現代

現代社会では、夫婦間の会話不足や価値観のずれが深刻な問題となっています。近年、夫婦間の暴力事案も増加傾向にあり、家族のあり方が改めて問われています。

パートナーとの関係に満足している人はどれくらいいるのでしょうか？

株式会社リクルートマーケティングパートナーズが2019年に行った調査によると、夫婦の約10％から20％が現在の関係に不満を感じているという結果が出ています。特に、「もっと夫婦で会話をする時間を増やしたい」という声が多数を占めています。

当初は互いを大切に思っていたとしても、時間の経過とともに、ちょっとしたすれ違いが積み重なり、修復不可能な状態に陥ってしまうケースも少なくありません。

家族観の擦り合わせの難しさ

Hue-ish株式会社（以下、Hue-ish）は、このような夫婦関係の課題解決を目指し、”リレーションシップケアカンパニー”として活動しています。

これまで、100組以上の夫婦を支援してきたHue-ishは、夫婦間の認識の違いが、「家族とはこういうもの」という価値観の違いから生じやすいという点に気づきました。夫婦それぞれが持つ家族観の擦り合わせができていないと、育児や子育ての場面で違和感を感じることが多く、妥協と我慢が積み重なってしまうのです。

過去の家族観を手放し、自分たちの家族を創り出す「FAMILY STARTUP SCHOOL」

Hue-ish代表の神原さんも、自身の経験から家族観の擦り合わせの難しさを痛感しました。

「夫にはこうあってほしい、妻ならこうありたい、家族ならこう関わってきて欲しい…」

無意識に自分の価値観を押し付けてしまい、パートナーとの衝突を経験したといいます。

「どんな家族になっていきたいのか」を話し合おうとしても、具体的なイメージが湧かず、家族を作ることに自信を持てなかったそうです。

このような経験から、神原さんは「自分と相手の持つ家族観を知り、一度手放し、多様な家族に触れ、その上で自分たちらしい家族像を描く」という「学びほぐし（アンラーニング）」のプログラムを開発しました。

このプログラムを通して、夫婦は過去の家族観にとらわれず、自分たちの理想とする家族像を共創し、将来の困難を乗り越える自信を得られると信じています。

家族づくりはスタートアップ！挑戦と失敗を繰り返せる場に

「FAMILY STARTUP SCHOOL」は、家族づくりをスタートアップに例え、挑戦と失敗を繰り返せるような学びの場を提供します。

プログラムは、複数のテーマに対して３つのアプローチで構成され、実践と内省を繰り返すことで、夫婦がお互いを深く理解し、より強い絆を育むことを目指しています。

全国各地で地域に根ざしたコミュニティを形成

FAMILY STARTUP SCHOOLの講師には、ビジョンを共有する企業・行政・団体・個人の方々をパートナーとして迎え、全国各地でスクールを開催していきます。

地域ごとのパートナーとの連携により、参加者同士、そして講師とのネットワークが生まれ、互いに支え合い、成長し合えるコミュニティを形成していきます。

未来への展望：新婚者から学生まで、家族の学びを推進

Hue-ishは、FAMILY STARTUP SCHOOLを、新婚夫婦だけでなく、中高大学生向けのキャリア教育としても展開していくことを目指しています。

現代社会では、仕事だけでなく、自分の人生のパートナーとどんな関係を築きたいのか、どんな家族を築きたいのかを考えることが、自分の人生を考える上で重要な要素となっています。

子どもたちが将来、大切な人を本当に大切にし、互いに尊重し合える関係を築けるように、着実に歩みを進めていきます。