留学プログラム「U-GAKU」に見る申込後の問い合わせの実態とは
留学プログラムを展開している株式会社Crepityが運営する「U-GAKU」の公式LINEアカウントに寄せられた問い合わせから、留学に関する真実の姿が浮かび上がっています。2025年9月1日から2026年8月31日の1年間で収集された6,185件のデータを基に、留学申込後の顧客ニーズや、その背後にある重要なトレンドを確認していきましょう。
申し込み後の問い合わせが圧倒的に多い理由
まず注目すべきは、申込後の問い合わせが全体の54.8%を占めている点です。これは申込前の29.2%を約1.9倍も上回ります。この結果から、留学サービスにおいては、申込が完了した後の顧客フォローや伴走の重要性が浮き彫りになっています。実際、申込後の連絡の中でも特に多いのが「参加準備・滞在中の連絡」で、これは18.7%を占めています。
この背景には、U-GAKUが集客から現地でのサービス提供までを一貫して自社で行っていることが関与しています。顧客からの問い合わせは、検討段階から滞在中の具体的なサポートに至るまで、全て同じ窓口で受け付けられています。
緊急の問い合わせが集まる理由
特に興味深いのは、急を要する問い合わせが申込後に集中する傾向にあることです。分析結果によると、緊急性の高いメッセージは申込前が13.6%に対し、申込後には28.8%に達し、その差は2.1倍にもなります。これは、留学手続きが進んだ後、顧客が直面する現実的な問題や不安が高まることを反映しています。
このように、顧客が契約を結んだ後にこそ、より具体的且つ緊急度の高いサポートが求められているのです。例えば、料金や現地での生活に関する問い合わせも、申込後が多く、それぞれ54.5%や80.8%が申込済みの顧客からのものとされています。
顧客が求める情報の変化
申し込みをするかどうかを検討している段階よりも、契約後に必要な情報が多岐にわたることが特徴です。「宿泊・生活・現地情報」は17.4%を占め、料金や支払いに関する質問(11.8%)を上回りました。これは、顧客が留学の内容や価格以上に、実際の暮らしを心配していることを示唆しています。
また、問い合わせは季節によっても変化します。夏においては渡航直前の「宿泊・生活・現地情報」に対する問い合わせが特に多くなり、一方で秋冬の時期は申込や料金に関する相談が増加します。これにより、留学施策の顧客対応が時期によって異なる情報ニーズに対応しなければならないことが分かります。
保護者の不安は申込後に顕在化
興味深い点として、保護者からの問い合わせが申込後に多く、特に夏には10.7%に達します。顧客が現地にいる間、保護者の不安が高まることが見受けられます。これは、留学対象者ではなく送り出す家族への情報提供が、留学プログラムの運営においても重要であることを示しています。
まとめ
「U-GAKU」におけるデータ分析は、留学サービスの将来的な運営にとって重要な示唆を与えます。顧客の問い合わせが申込後に大幅に集中していること、重要な情報ニーズが実生活に関連していること、また保護者の心配も顕著である点など、留学サービスの質を維持し、高めるためには、同じ窓口で一貫したサポートを提供する体制が不可欠です。今後もこのデータを基に、より良いサービス提供を目指していくことでしょう。