神奈川県の畜産業が全国最優秀賞を獲得した理由とは

神奈川県の畜産業が全国最優秀賞を受賞

今年度の全国優良畜産経営管理技術発表会において、神奈川県内において唯一、我が社が「最優秀賞」を受賞しました。この発表会は、農林水産省や中央畜産会などが共催し、全国の優れた畜産経営者および管理技術を持つ経営体を表彰する重要なイベントであり、その目的は全国における畜産業の経営改善や技術向上を促進することにあります。

多角経営の取り組み

我が社は「都市の中での乳肉複合による多角経営～ゲノミック評価の活用による肉用牛生産の取り組み～」をテーマに選びました。具体的には以下の先進的な取り組みを実施しています。

1. 都市型畜産経営の先進的取組み
都市部における畜産経営は、場所に制約がある中でも効率的な運営が求められます。都市型農業の実践を通じて地域社会との形成を図っています。

2. ゲノミック評価を活用した和牛肥育
ゲノミック評価を導入することで、牛の遺伝的な特性を見極め、より良質な和牛の育成に貢献しています。

3. 自家産子牛の育成
受精卵移植技術を活用し、自社での繁殖を進めています。こうすることで、子牛の増頭を目指し、安定した肉用牛の供給を実現しています。

4. 神奈川ブランドのアイスクリーム
6次産業化を進める中で、弊社のブランドアイスクリームを立ち上げ、FSSC22000の認証を取得しました。地域の特産物を生かしており、消費者からも高い評価を得ています。

5. 地域貢献に対する姿勢
地域への貢献も我が社の重要なミッションです。持続可能な農業の実現に向けて、地域コミュニティとともに発展していくことを目指しています。

今後の展望と社長のコメント

小野社長は、「今後、少子高齢化や畜産業の縮小が予想される中で、肉用牛・乳牛の飼育を基盤にした都市型農業が重要になります。限られた条件や環境のもとで、どのように効率的な経営を行うかが成功のカギです。神奈川県にもこうした畜産農業を支える経営者がいることを広く知ってほしい」と述べています。

この受賞により、我が社の取り組みや技術が全国に認められたことは、さらなる励みとなり、今後の発展に期待が高まります。