技能五輪全国大会への道: 佐渡の学生たちの挑戦

新潟県の佐渡市にある伝統文化と環境福祉の専門学校から、3名の学生が建築大工職種において第63回技能五輪全国大会に出場することが決定しました。この大会は、国内の若手技能者を対象とした技術競技会であり、毎年行われています。その開催日は2023年10月17日から20日まで、愛知県の国際展示場で行われます。

14年連続出場の歴史

今回の出場は、同校にとって14年連続となり、これは建築大工分野の専門学校として日本トップクラスの成果です。特に、過去の大会において10回以上連続して出場しているのはこの学校のみです。これにより、佐渡の学生たちが高い技術を持つことの証明となっています。

技能五輪とは

技能五輪全国大会は、1963年から始まった大会で、原則23歳以下の青年技能者が参加します。この大会の主な目的は、青年技能者に技術向上の目標を与え、技能の重要性を広く国民に伝えることです。幅広い職種が競技の対象となるため、専門学校や企業が青年技能者を育成するのに大変重要な場となっています。

代表選手たちの声

今回選ばれた学生たちは、先輩たちの応援を受けながら、出場に向けた準備を進めています。彼らの中には、以下のような声が聞かれました。
「率直に聞いたときは驚きました。先輩たちにも『いけるよ！』と言われていましたが、まさか出場できるとは思っていなかったので、とても嬉しかったです！まずは完成させることを目標に頑張ります！」
「練習では本番を意識して取り組みました。周りの人のペース配分を見ながら、自分の作業スピードを比べ、焦らずに時間内にできるようにしました。」
「金賞を目指して、どんな作品ができても悔いがないレベルまで練習していきたいです！」

彼らの真剣な練習風景からは、勝利への情熱が感じられます。