ChatGPT3周年を記念した調査
2023年11月30日、ChatGPTは3周年を迎えます。この機会に、エクイティ・コンサルティング・グループ株式会社が実施したZ世代(1990年代後半から2010年代初頭に生まれた世代)向けのAIに関する調査データを基に、興味深い結果が得られました。
調査では、ChatGPTなどのAIを使ったことがある20代の会社員232名を対象にしており、その結果からAIの実際の使い方から、今や定番となっている仕事の相談についての傾向が見えてきました。
Z世代のAI活用
まず、Z世代の会社員がAIをどのように活用しているかを探ってみましょう。
調査結果によれば、最も多くの人がAIを利用しているのは「仕事の業務効率化」であり、153人がその用途を挙げています。それに続いて「メールや文章の作成・添削」が151人、さらには「日常の雑談や暇つぶし」や「生活や家事の効率化」が86人と続きます。この結果から、AIがすでに多岐にわたる場面で利用されていることが明らかです。
半数以上の53.4%の回答者がAIを使いこなせていると感じており、具体的には「とても使いこなせている」と「まあまあ使いこなせている」という回答がこの割合を形成しています。しかし、40.5%は「ある程度は使えているが、うまく使いこなせていない」といった悩みを抱えていることも分かりました。これは、AIの潜在能力に対する理解がまだ深まっていないという現れかもしれません。
具体的な回答例として、「仕事上でも、メール返信や資料作成にAIを利用し、作業効率が向上した感じがあります」といった声や、「日常的に文章作成や情報収集に使っているが、専門的な分野では誤情報があるので、完全には使いこなせていないと感じる」という意見が寄せられています。
相談したい有名人ランキング
次に、Z世代が仕事の相談をしたい有名人についても調査が行われました。「仕事の相談をしたい有名人を教えてください」という質問に対し、最も多くの支持を集めたのが「カズレーザーさん」でした。回答者の中では73人が彼を選び、その理由としては博識であり、論理的かつ柔軟な発想を持つことが挙げられています。
続いて第2位には「マツコ・デラックスさん」(68人)、第3位には「明石家さんまさん」(61人)が選ばれ、それぞれ的確なアドバイスや親しみやすさ、そして豊富な人生経験が評価されました。
人物別の意見
- - カズレーザーさん: 博識で多角的な視点を持つため、複雑な問題をシンプルに解決してくれそうだという意見が多く寄せられています。
- - マツコ・デラックスさん: 毒舌ながらも親身に相談に乗ってくれそうという期待が寄せられる彼女のスタイルが支持されています。
- - 明石家さんまさん: 聞き上手で親しみやすい人柄に魅力を感じている人が多く、解決策を得られそうとの意見が多数でした。
結論
この調査から見えてきたのは、Z世代がAIを利用している一方で、やはり人に相談することも重要視しているということです。AIの活用が進む現代においても、人との対話や信頼できるアドバイザーの存在が大切にされていることが改めて確認できました。
エクイティ・コンサルティング・グループ株式会社は、このようなZ世代の特性を理解し、今後もAIを使ったサービスの向上に努めていくことでしょう。
会社概要
エクイティ・コンサルティング・グループ株式会社は、経営コンサルティングやAI導入支援を行っています。AIやデジタル技術を活用し、企業の課題に対応する多様なサービスを展開することで、持続可能な成長を支援しています。