戦争と笑いの融合
2020-07-22 10:04:42
アップダウン、無観客公演『桜の下で君と』を配信し歴史を伝える
アップダウンの無観客公演『桜の下で君と』が配信
お笑いコンビのアップダウンが、2020年8月15日から22日までの期間、YouTubeの『アップダウンチャンネル』で無観客公演『桜の下で君と』を配信しました。この公演は、戦争という重いテーマをエンターテインメントの力で多くの人々に伝えようとする試みです。
日本の歴史を知る重要性
アップダウンは、「繰り返してはならない戦争」という歴史を多くの人に知ってもらうことが必要だと強く感じています。「75年前、特攻隊として命を懸けた若者たちがどのように生き、何を考えていたのかを伝えたい」という思いを持ち、今回の公演は企画されました。彼らは「お笑い」と「歌」という形でこのテーマをわかりやすく届けることで、幅広い世代に戦争の歴史を知ってもらうことを目指しています。
初演は2019年に行われ、関東や札幌で大きな反響を呼びました。しかし、2020年春に新型コロナウイルスの影響により、全国で予定されていた公演は中止や延期を余儀なくされました。そのため、アップダウンは風化させてはいけない歴史を伝えるために、無観客での公演を行い、その模様を配信することにしました。
自腹での発信
今回の公演の収録費用は150万円にも上りますが、アップダウンはその収入を自腹で負担しています。少しでも多くの人にこの公演を視聴してほしいという願いを込めて、YouTubeチャンネルで無料で公開しています。このような姿勢は、お笑い芸人としての枠を越えた熱意を感じさせます。
上演作品「桜の下で君と」
『桜の下で君と』は昭和20年5月28日に出撃した二人乗り戦闘機をモデルにしたオリジナル作品です。この作品では、17歳の教え子と28歳の教官の二人の視点から、命の尊さ、戦争の悲しみを描いています。彼らは何を思い、どのように生き残ったのか…その思いをお笑いと歌で表現しています。
アップダウンとは?
アップダウンは、竹森巧と阿部浩貴の二人からなるお笑いコンビです。1996年に結成以来、数多くのバラエティ番組に出演し、幅広いファンを持ちます。阿部はモノマネ選手権での優勝経験もあり、竹森は音楽活動でも実績を残しています。彼らは単にお笑いを提供するのではなく、音楽や映像を使い、人々に感動を伝えようとしています。
まとめ
『桜の下で君と』は、戦争という重厚なテーマを、笑いと歌を交えながら多くの人々に伝えることを目的とした公演です。アップダウンの情熱が込められたこの無観客公演は、歴史を知るための重要な機会になりました。YouTubeを通して、幅広い世代がこの作品を観ることができることは、彼らの願いが実現した瞬間です。視聴者は、この作品を通して歴史の一部に触れることができるでしょう。
会社情報
- 会社名
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アップダウン
- 住所
- 千葉県千葉市若葉区小倉台5-21-2
- 電話番号
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