新製品「デポナックス P-72」の紹介
伯東株式会社は、バイオマス由来の低環境負荷材料を用いた新しいスケール防止剤「デポナックス P-72」を開発し、販売を開始しました。この製品は、特に半導体工場などの排水処理において直面するカルシウムスケールの問題を解決することを目的としています。
排水処理の現状と問題点
排水処理の消石灰ラインにおいて、カルシウムスケールは深刻な問題となっており、配管の閉塞や設備のトラブル、そして清掃やメンテナンスの頻度を増加させる原因となっています。特に、フッ素を含む排水処理の場面では、スケールの抑制とフッ素の除去性能を両立させる必要があります。
デポナックス P-72の特長
「デポナックス P-72」は、少量を添加するだけで高いスケール抑制効果を発揮します。さらに、フッ素含有排水処理においても、カルシウム法によるフッ素除去を妨げず、既存の排水処理設備にも簡単に適用できる設計です。バイオマス由来の原料を使用することで、環境への負荷も大幅に軽減されています。
3つの異なる作用機構
本製品は、以下の3つの異なる作用機構を持つことで、カルシウムスケールの発生を総合的に抑制します。
1. スケールの析出を抑え、準安定な状態を維持する作用
2. スケール結晶の成長を阻害する作用
3. 凝集や堆積を防止し、付着を抑える分散作用
試験結果
弊社によるラボ試験では、「デポナックス P-72」添加量が約500ppmである場合、大きなスケール削減効果が見られました。また、半導体工場の排水処理ラインにおいて3か月間の運転後に確認したところ、スケールの析出が大幅に減少したことが確認されました。今後、幅広い分野での適用が期待されています。
製品の仕様
- - 製品名: デポナックス P-72
- - 粘性率: <30mPa・s(25℃)
- - 形態: 液体
- - 比重: 1.20(20/20℃)
- - 成分: ポリカルボン酸
- - pH: 2.2(25℃)
- - 荷姿: コンテナ、ドラム缶、一斗缶
展示会出展のご案内
当社は、2026年1月28日から1月30日まで東京ビッグサイト南展示場にて開催される「InterAqua 2026」に出展します。ブースでは新しいスケール防止剤「デポナックス P-72」を中心に、詳細な製品情報や使用方法についてご説明いたします。
企業のビジョン
伯東株式会社は、1953年の創業以来、産業界の効率化を支援してきました。「人と技術で広く世界を結ぶ」というモットーのもと、環境負荷の低減と産業界の持続可能な発展に寄与する技術開発を進めています。今後も皆様の期待に応える製品を提供し続ける所存です。