三鷹市が「繊維to繊維」実証実験を開始
2025年6月27日、東京都三鷹市と一般社団法人テキスタイルサーキュラーネットワーク(以下、TC-Net)は、「繊維to繊維」に関する実証実験に関する協定を締結しました。このプロジェクトは、繊維製品の新たなリサイクル技術を通じて、サーキュラーエコノミーの実現を目指すものです。
協定の概要
名称: 三鷹市における「繊維to繊維」の取り組み
締結日: 2025年6月27日
この協定では、三鷹市とTC-Netが協力して、繊維製品の新たな原料としてのリユース技術を開発し、「廃棄衣料品ゼロ」を目指す取り組みがうたわれています。このアプローチにより、地域社会における資源循環型の実現を目指しています。
実証実験の目的
実証実験は、以下の目的で進行します:
1. 繊維製品の有効利用を促進し、持続可能な資源循環システムを構築する。
2. 地域の市民が参加できるリサイクル活動を通じて、「サーキュラーエコノミー」への移行を加速させる。
回収拠点と方法
プロジェクトでは、以下の場所で繊維製品の回収ボックスが設置されます。
- - リサイクル市民工房(三鷹市深大寺2丁目16番13号)
回収日時:水曜、木曜、土曜、日曜 午前10時~午後4時
- - 消費者活動センター(三鷹市下連雀3丁目22番7号)
回収日時:月曜~金曜 午前8時30分~午後5時15分
- - 三鷹市役所第二庁舎(三鷹市野崎1丁目1番1号)
回収日時:月曜~金曜 午前8時30分~午後5時15分
また、古着を回収ボックスに持ち込んだ市民には、キャンペーンの一環として「みたか地域ポイント」が付与され、持続可能な行動を促進します。これにより、公共の参加を促し、地域が一体となってリサイクルに取り組む意義を強調しています。
目標と期間
この実証実験の目標は、月間300kgの繊維製品を回収することです。実施期間は2025年7月から2028年3月を予定しています。市民の協力を得ながら、このプロジェクトが成功することを期待しています。
三鷹市とTC-Netについて
三鷹市は、約190,751人の人口を持つ東京都内の市で、市長は河村孝氏です。市の取り組みとして、持続可能な環境に優しい社会を構築するためのさまざまな施策を行っています。
一方、TC-Netは、繊維製品のリユース・リサイクルを促進するために設立された団体です。理事長の臼谷喜世彦氏が率い、循環型ビジネスモデルを通して社会的価値の向上を図り、地域社会に貢献していくことを目的としています。これにより、地域経済や雇用の創出にも寄与しています。
まとめ
この「繊維to繊維」の実証実験は、サステナブルな社会の形成を目指す重要な第一歩です。市民が参加しやすい形でリサイクルを促進することで、環境意識を高め、持続可能な未来へとつなげる役割を果たすことが期待されています。今後の進捗が楽しみです。