2023年度 サステナビリティレポートの発表
株式会社オンワードコーポレートデザインは2023年度のサステナビリティレポートを発表しました。このレポートは、2023年3月から2024年2月までの事業活動を振り返り、企業活動における持続可能性への取り組みを示すものです。特に、SDGs(持続可能な開発目標)に関連した具体的な施策や成果が強調されています。
サステナビリティ方針のもとに
同社は2020年12月から、持続可能な社会の実現を目指してサステナビリティ方針を策定し、ファッション業界においてエシカルな消費を促進する取り組みを行っています。「一人ひとりの『はたらく、まなぶ、つかう』をエシカルに」をスローガンに掲げ、持続可能な素材の使用や環境負荷の低減に取り組んできました。その結果、社内外での意識向上や実績作りが進んでいます。
主な取り組みとその成果
1.
サステナブル素材の使用促進
サステナブル素材の使用率は着実に増加しており、特に再生PET素材の使用が61%に達しました。また、海洋漂着ペットボトル由来の素材「UpDRIFT」の利用が進み、ユニフォームにも反映されています。
2.
受注生産・計画生産による資源の有効利用
廃棄予定のユニフォームをアップサイクルし、時計やテーブル等に生まれ変わらせる事例も増加。特に、2023年9月に経営統合したスペースクリエイト事業との相乗効果が注目されています。
3.
多様な社員の活躍の推進
ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(DE&I)の取り組みとして社内外に相談窓口を設置し全社員向けのセミナーを開催しました。また、新たに「D&I AWARD2023」に参画し、ベストワークプレイスの認定を取得しました。
4.
環境・社会に配慮したサプライチェーン
取引先工場に対するCSR監査を実施し、環境や社会に配慮した体制作りを進めています。リスク分析を行い、持続可能なサプライチェーンの構築に寄与しています。
5.
リスクと危機管理の強化
腐敗防止規定を制定し、全社員を対象としたe-ラーニング研修を実施。ハラスメント対策にも注力し、徹底したコンプライアンス遵守を目指しています。
代表者のコメント
代表取締役社長の村上哲氏は、「サステナビリティ方針及びマテリアリティを策定して3年が経過し、企業の取り組みも多様化している」とし、2024年度に向けてさらなる進化が期待されます。また、ステークホルダーとの共創が不可欠であることも強調しています。
株式会社オンワードコーポレートデザインは法人向けのユニフォームや空間デザインを通じて社会課題の解決に取り組んでおり、これからも地域や社会に寄り添ったサービスを提供していく方針です。
まとめ
2023年度のサステナビリティレポートを踏まえて、様々な取り組みが評価され、今後の発展が期待されます。持続可能な未来を目指す企業の姿勢が、ますます重要となる時代において、オンワードコーポレートデザインはその先駆者となることでしょう。