育児支援で連携
2018-12-13 14:00:55
株式会社コドモンとベネッセの提携が育児環境を変える!
コドモンとベネッセ、新たな育児支援の形
2019年度から、株式会社コドモンとベネッセホールディングスの連携が始まります。この提携の背景には、近年の社会情勢の変化が深く関わっています。共働き世帯の増加、待機児童の問題、保育士不足など、育児支援はますます重要な課題となっており、両社はこの社会的ニーズに応える形で業務提携を結びました。
提携の背景
日本の育児環境は急速に変化しています。特に、働く親たちにとって、安心して子どもを預けられる保育園は欠かせません。コドモンは、全国の保育園向けに効率的な情報システムを提供しており、2018年11月時点で約2,000の園に導入されていました。このシステムを通じて、保育士の業務負担軽減と、円滑な保護者とのコミュニケーションが大きな課題として取り上げられています。
一方、ベネッセは「こどもちゃれんじ」や「進研ゼミ」といった教育サービスを通じ、早い段階からの育児支援や教育への取り組みで知られています。0歳から18歳までの一貫した教育サービスを提供することで、豊かな育児環境を実現しています。この二つの企業が結びつくことで、より多くの家庭に質の高い育児支援が届けられることとなります。
業務提携の内容
コドモンとベネッセの提携により、保育園向けと保護者向けに新たなサービスが展開されます。保育園向けには、「保育所保育指針」を基にした教育支援サービスや、子どもの発達段階に応じた育児情報の提供を行う予定です。また、保護者向けには、育児に関する情報提供や育児用品のシェアリングサービスが充実されます。
この新たなサービスは、家庭と保育園の双方における育児環境の質の向上を目指しています。具体的には、保育士が業務の中で求められる情報や指導案の作成を支援し、効率的な運用を実現することを目指しています。さらに、アプリを活用して保護者とのコミュニケーションを強化し、素早い情報共有を可能にする仕組みも整備されます。
コドモンのシステムとは
「コドモン」は、保育業務を効率化し、保育士の負担を軽減するために設計された情報システムです。登降園管理から保育料計算、請求管理、保護者との連絡までを一元管理しています。また、初期費用が無料で、基本利用料は月額5,000円から始まるため、多くの保育園にとって導入しやすいものとなっています。さらに、専用アプリによる欠席や延長申請の受付が可能で、保護者との連携がしやすくなります。
未来への期待
今回の業務提携によって、コドモンとベネッセは、育児支援の新たなスタンダードを創り上げようとしています。子どもたちが安心して育つための環境整備は、もはや官民一体の取り組みが必要不可欠です。この連携を通じて、多くの家庭と保育園がより良い関係を築き、子どもたちの未来を育むための基盤が整うことが期待されます。
会社情報
- 会社名
-
株式会社コドモン
- 住所
- 東京都港区三田3丁目1-4Net1. 三田ビル4F
- 電話番号
-
03-6459-4318