医師向け相談サービス「Medii Eコンサル」が2万件を突破
株式会社Medii(本社:東京都新宿区)が運営する医師向け専門医相談サービス「Medii Eコンサル」は、2020年のサービス開始から累計2万件の相談実績を達成しました。これは、主治医が日常の診療の中で感じた微細な違和感に対応するための、エキスパート専門医との連携を通じた貴重な実績です。
医療連携の重要性
この2万件という数字は、ただの利用回数ではありません。臨床医が抱えるさまざまな症例に対して、他の専門家と議論し、より良い治療法を模索する過程が反映されています。特に、一般には知られていない難治性の症例や、ガイドラインには記載されていない特異な症例に対して、主治医が適切な判断を行うための重要な手助けをしています。
例えば、相談を通じた知見の共有は、医師が苦戦することの多いエビデンスに基づいた判断を促進し、診療の質を向上させることにつながっています。2万件の相談を経て築かれた知見は、日本の高度医療における貴重な資源と言えます。
医療現場の実情と課題
現代の医療は、膨大な情報にあふれています。医学文献は年間180万件に達し、新薬の開発も進化し続けています。しかし、医師が文献を精査し、個別症例に適用することは難しく、専門的な情報にアクセスできない医師も少なくありません。これが結果として、診断や治療が遅れる原因になっています。
「Medii Eコンサル」では、主治医が複雑な症例に対し必要な専門知見をすばやく取得できるようサポートしており、その結果、96.6%の主治医が前向きな示唆を得ているとのデータも報告されています。これは、患者に対する質の高い治療を約束するために必要な要素です。
Mediiの特長
Medii Eコンサルは、一般的な医師向けQ&Aサービスとは異なり、より専門的な知見を求める医師に特化しています。主な特徴は以下の通りです:
1.
最適な専門医とのマッチング:独自のアルゴリズムにより、適切なエキスパート専門医と直接つながることが可能。
2.
厳選された専門家チーム:1,900名以上のエキスパートが厳選され、質の高い回答が保証されています。
3.
安心できる相談環境:匿名で無料で相談できるため、医師は安心して悩みを共有できます。
AI「Medii Q」との連携
新たに提供される医師向けAI検索「Medii Q」を使うことで、エビデンスの確認が迅速に行えるようになります。これにより、「どう適用するか」という具体的な臨床判断にもっと集中できるようになり、医療の質のさらなる向上が期待されます。
代表の思い
代表取締役医師の山田裕揮氏は「誰も取り残さない医療」をビジョンに掲げ、医療の質を高めるための取り組みを続けています。主治医とエキスパート専門医の連携を促進し、患者にとって最適な選択肢を提供し続けることで、医療の未来を築くことができると信じています。
株式会社Mediiについて
Mediiは医療課題解決に取り組み、希少疾患やがんに対する医療インフラを構築しています。編集者より、医療の未来を変えるテクノロジーと医師同士の連携による新しい診療環境の構築を期待しています。
詳細は
Medii Eコンサル、
Medii Qをご覧ください。