新たなプロジェクト運営の味方「RIDEループ for Project」
株式会社ヒューマノーム研究所が、2026年3月3日に新たなプロジェクト診断サービス「RIDEループ for Project」を正式に発表しました。このサービスは、新規事業や組織改編後のプロジェクトにおける、進行が停滞する原因をAIと行動科学に基づいて可視化し、具体的な改善策を提供します。
プロジェクトの進行を妨げる心理的要因
多くの企業では、新規事業の立ち上げやチーム再編成の際に、予算や人材は揃っていても計画が進むに連れて進捗が鈍化することがよくあります。これは、メンバー間での目標や役割の共有が不十分であるため、進捗を伴う実感が得られず、当事者意識が薄れるからです。このような状態が続くと、チームの意欲や創造性が減少しがちです。
タスク管理ツールなどでは業務の進行状況はなるべく可視化されますが、プロジェクト運営の背後にある心理的要因や行動は捉えきれません。リーダーは、雰囲気や忙しさに基づいた感覚だけでプロジェクトの状態を推測するしかなく、構造的な原因を特定することが難しくなります。これに対しヒューマノーム研究所は、「チームの状態」をデータとして客観的に評価する必要性を感じ、AI解析に行動科学モデル「RIDEループ」を取り入れたサービスを開発しました。
サービスの特徴
1. 行動科学モデル「RIDEループ」に基づく分析
「RIDEループ」は、人の行動が成果を出すためのサイクルを認識(R)、動機(I)、実行(D)、評価(E)という4つの段階で示したモデルです。「RIDEループ for Project」では、これにより提供される診断サービスをメンバーの心理や行動に焦点を当てています。
- - Recognition(認知): 目的や課題、自分の役割を正しく理解できているか。
- - Initiation(動機): 自発的にアクションを起こそうと思える意欲があるか。
- - Doing(実行): アクションを促す環境やスキル、リソースが整っているか。
- - Evaluation(評価): 結果を検証し、次につなげる仕組みが機能しているか。
2. WebアンケートとAI解析による定量化
メンバーが受けるWebアンケートの結果をAIが解析し、各段階における認識をスコア化します。これにより、「なんとなく良くない」といった曖昧な感覚を、具体的な数値で示し、改善の優先順位を明確にします。
3. 明日から実践できる「行動処方箋」の提供
診断結果に基づいて、改善につながる具体的な行動を提案します。小さな改善アクションが大きな変化をもたらすことがあります。例えば、会議の冒頭での目的確認やメンバー間の進捗確認を促すテンプレートの作成、小規模な作業時間を設けるなど、即実行できる行動変容を促す案を提供します。
導入事例の紹介
「RIDEループ for Project」を先行して取り入れたいくつかのプロジェクトの成功事例を見てみましょう。
- - CASE A: 大規模イベント運営プロジェクトでは、特定のメンバーに業務が集中し若手の成長が阻まれていました。診断結果により、動機は高いものの実行に至らないボトルネックが特定され、共通の改善方向性を持つことができました。
- - CASE B: 新規事業開発のプロジェクトでは、高い意欲にもかかわらず、実行が進まない状況に直面。このサービスを利用したことで、構造的な課題が明確になり、すぐに実行可能な改善策を得ることができました。
今後の展望
ヒューマノーム研究所は、「RIDEループ for Project」を通じて、プロジェクトの自走化を支援することを目指しています。また、2026年3月6・7日には「超異分野学会 東京大会2026」にて無償診断キャンペーンを実施し、さらに多くの企業にその価値を体験していただく予定です。今後も最新のAI技術を活用し、プロジェクト運営の新しい形を追求してまいります。