エナジーカラリングが提供する電力見える化ツールの新機能とは

エナジーカラリングの新機能：分単位の電力データダウンロード

株式会社EnergyColoringが展開している電力見える化サービス「エナジーカラリング」に、新たにCSV形式で分単位の電力データをダウンロードできる機能が追加されました。これにより、オフィスビルでの電力消費の状況をより詳細に分析することが可能になり、省エネ施策が一層推進されることが期待されています。

エナジーカラリングとは？

「エナジーカラリング」は、中古スマートフォンを用いたセンサをオフィスビルのキュービクルや分電盤に設置し、リアルタイムで消費電力データを収集・蓄積するツールです。収集されたデータはクラウドに送信され、ユーザーは専用のWEBダッシュボードを通じて電力量の用途別内訳を視覚的に確認できます。新機能追加により、これまでの測定データも含めて、ダウンロードができるようになりました。

CSV機能のメリット

新たに加わったCSVダウンロード機能は、利用者にとって大きな利点です。企業が電力使用の分析報告を行う際、データをCSVファイルとして保存し、表計算ソフトでカスタマイズしたグラフを作成することが可能です。これにより、従来の電力報告書作成が一段とスムーズになり、実効性のある省エネ対策を打ち出しやすくなります。

使い方・導入の流れ

エナジーカラリングを利用するには、まず、オフィスビルに中古スマホを用いたセンサを設置します。センサは、電流計や分電盤に簡単に設置でき、初期費用はかかりません。月額料金は個々のセンサごとに発生しますが、比較的リーズナブルな価格で提供されています。

利用を開始するには、公式サイトでの登録が必要です。また、ユーザー登録を行わなくても、デモダッシュボードを通じて機能を試すことができます。デモ用センサの測定データや分析状況を確認することができ、新機能のCSVダウンロードも試せます。

省エネの重要性

エナジーカラリングは、商工業分野における電力エネルギーの効率的な利用を促進し、持続可能な循環型社会の実現に寄与しています。国内消費電力の中で商工業が占める割合は非常に高く、1%の電力削減でも大きな環境貢献につながります。

特に、日本はエネルギー消費国として国際的に競争力を持つ必要があり、化石燃料に依存しない持続可能な社会を目指すために、エネルギー効率の向上は急務です。この新機能を活用することで、多くの企業が省エネ施策を実施し、エネルギーの効率的な利用が進むことが期待されています。