舞台『アテルイ』が10月に上演決定!
日本の古代の物語をテーマにした舞台が、今年10月に東京での上演を控えています。タイトルは「アメツチ公演『アテルイ』」。演出は数々の話題作を生み出してきた演出家、山田英真氏が手掛けています。プロデュースは安藤匠郎氏のもと、平安初期の蝦夷の族長であるアテルイの壮大な物語が舞台上で展開されます。
この舞台は、悲劇の英雄アテルイと坂上田村麻呂という歴史上のライバルを描いた作品です。物語は直截的に彼らの友情や生き様を表現しており、若手俳優たちが華やかな衣装を披露し、力強い殺陣と情熱的な演技で惹きつけます。
物語の舞台
舞台の時代背景は延暦7年(789年)。当時、長岡京の内裏で桓武天皇から節刀を授けられた征東大将軍・紀古佐美が、東北地方への進発を決意します。この中央政府の東北への侵攻は、延暦20年まで続きますが、その壁となるのが蝦夷の族長・アテルイです。物語は、彼と田村麻呂の運命的な遭遇を描き、古代日本の武士たちの想いを映し出します。
舞台内容
物語は、毘沙門天の生まれ変わりとされる軍神、田村丸(坂上田村麻呂)と、古代東北の悲劇のヒーロー、アテルイの壮絶な戦いを描きます。804年、朝廷は52800人の軍勢と共に、北の民である蝦夷を討伐するために出陣しますが、蝦夷軍はわずか1500人。全く不利な状況下で迎えた戦は、結果的に朝廷軍の惨敗となります。アテルイが中心となって蝦夷軍を指揮し、強敵を相手に奮闘する姿が描かれます。
時が過ぎ、延暦16年。功績に悩む朝廷軍の中から選ばれたのは「坂上田村麻呂」という名の男でした。信念と誇りを胸に掲げた二人の運命的な出会いが、物語を更に深く掘り下げていきます。果たして、朝廷の決断はどのような結末を迎えるのか、そして蝦夷たちの未来はどうなるのでしょうか。
出演キャスト
舞台には、アテルイ役の富永勇也さん、坂上田村麻呂役の谷佳樹さんをはじめとした、多彩なキャストが出演します。華やかな衣装を纏った彼らによる迫力ある演技は、観客を魅了することでしょう。
- - アテルイ:富永勇也
- - 坂上田村麻呂:谷佳樹
- - モレ:谷水力
- - ユウヒ:日向野祥
- - …(他、才能豊かな若手俳優陣が集結)
公演情報
- - 公演名:アメツチ公演「アテルイ」
- - 日程:2024年10月9日(水)〜10月13日(日)予定
- - 全9公演
- - 会場:スペース・ゼロ(こくみん共済 coop ホール)
東京都渋谷区代々木2-12-10
JR新宿駅南口から徒歩5分、他多数のアクセスラインあり。
舞台『アテルイ』は、日本の民族や歴史を感じながら、勇気と友情をテーマにした作品です。是非、その壮大な物語を体感してください!
公式情報
宣伝:キョードーメディアス