朗読劇『たもつん』が開幕 - 笑えて泣ける友情コメディ

朗読劇『たもつん』がついに開幕！

朗読劇『たもつん』が2025年5月14日、横浜のIMM THEATERで幕を開けました。この作品の脚本を手がけたのは、NHK連続テレビ小説『虎に翼』で知られる吉田恵里香。この朗読劇は、彼女が2015年にFMヨコハマのために書いた作品を元にしています。ちょっとダメな男性たちの友情を描いたこのコメディは、観客を笑わせ、涙を誘う心温まるストーリーです。

演出とキャスト陣

演出は、近年Netflixの人気シリーズにも携わる今井隆文が務めています。彼は、出演者としても活動しており、その経験を活かした演出が期待されています。主要なキャストには、ユーキチ役を千葉雄大、平埜生成、渡邊圭祐が演じ、しゅうまい役には平埜生成、八村倫太郎（WATWING）、松岡広大が顔を揃えています。そして、ヤベ先輩役には落合モトキ、土佐和成、浜野謙太が入れ替わりで演じることになっています。また、ミナミン役に渡邉美穂、ダーヤマ先輩を今井隆文が全公演に出演します。

ゲネプロの熱気

ゲネプロでは、キャストたちが素晴らしいチームワークを見せました。特に渡邊圭祐は、ユーキチを演じる中で、同期のしゅうまいとヤベ先輩との複雑な関係性を魅力的に表現しました。特に後半に見せる彼の心の変化は、観客に強い印象を残すことでしょう。八村倫太郎は、空気が読めないお坊ちゃんを愛嬌たっぷりに演じ、落合モトキは明るくお茶目なヤベを演じており、その相乗効果が面白さを一層引き立てています。

このように、物語は彼らの成長や友情を描きつつ、実際のユーモアと感動を融合させています。特に、高校時代の思い出を通して築かれる友情の微笑ましいエピソードに多くの観客が感情移入できることでしょう。キャラクターの背景やそれぞれの持つ秘かな思い出が描かれ、心の交流が見どころです。

キャストのコメント

落合モトキは、緊張と期待感を交えながら、「男子3人の濃い熱い青春を感じて欲しい」とコメント。また、千葉雄大は、稽古中に感じた心地よい雰囲気が作品に良い影響を与えていると語ります。土佐和成や八村倫太郎も、舞台に対する温かい思いや期待を寄せています。

見どころとあらすじ

物語は、営業職のユーキチが昔の野球部仲間と再会し、結婚式の余興に向けて奮闘する様子を描きます。徐々に彼らの距離が縮まり、過去の思い出を語り合うなかで様々なミスコミュニケーションや青春のほろ苦さが混ざり合っていくのです。特にミナミンとの出会いやその交流が物語に新たな深みを加えています。

無邪気な集団の中に潜む真剣さと友情、そして成長を描くこの作品は、観客を笑わせつつも心に残るメッセージを届けます。

『たもつん』は、2025年5月14日（水）から5月18日（日）までIMM THEATERで上演されます。お見逃しなく、ぜひ劇場でその魅力を体感してください！