大学教授が提唱する健康的リズム習慣の新刊情報

大学教授が提唱する健康的リズム習慣の新刊

2025年2月27日、メディカル・ケア・サービス株式会社から、大学の教授である塩谷英之先生の著書『睡眠・食事・運動で変える 24時間のリズム習慣』が発売されます。この本では、現代人が抱える「なんとなく不調」の原因として、体内時計の乱れに焦点を当て、健康的な生活リズムを取り戻すための実践的なガイドを提供しています。

現代の生活環境と体内時計

今日、多くの人が毎朝「あと5分だけ……」とスヌーズボタンを押し続けたり、夜遅くまでスマホやPCを利用していることで、睡眠不足や疲れを抱えています。これらの問題は、私たちの体内に備わる体内時計の乱れが主な要因です。体内時計は、睡眠、食欲、体温、ホルモン分泌など、身体のあらゆる機能を管理していますが、現代のライフスタイルがそのリズムを狂わせているのです。

リズム化で人生の質が向上

本書は、睡眠、食事、運動といった生活の要素が結びつくことで、初めて健康なリズムを形成できることを教えてくれます。

- 良質な睡眠のための過ごし方
- 食事の時間の重要性
- 日中の座りすぎ対策法
- 休日の寝だめが逆効果となる理由
- ブルーライト対策の最新情報

このようなすぐに実践できるアドバイスが満載で、生活リズムを見直したい方にはぴったりの一冊です。

伊藤忠商事の成功事例

また、朝型勤務を導入し、大成功を収めた伊藤忠商事のケーススタディも詳しく掲載されています。2013年にスタートしたこの取り組みでは、夜8時以降の残業を原則禁止とし、早朝勤務へシフト。その結果、残業時間が大幅に削減され、社員の睡眠の質も向上しました。業績の改善だけでなく、出生率の上昇にも寄与したという事例は非常に興味深いものです。

著者は、この制度の導入を学術的な観点からサポートしてきた経験を基に、ビジネスパーソンが無理なく朝型に移行できる方法を分かりやすく解説しています。