株式会社Senjin Holdingsが阿武町に新たな拠点を設立
株式会社Senjin Holdings(東京都千代田区)が、山口県阿武郡阿武町において新しいビジネス拠点を開設することが発表されました。2025年5月27日、阿武町役場で行われた調印式には、阿武町長と山口県の関係者が出席し、企業進出協定を交わしました。この協定の主な目的は、Senjin Holdingsが地域の資源を生かした事業を展開し、地域経済を活性化させることです。
進出の概要
事業所について
新たに設立される事業所は「株式会社Senjin Holdings 阿武オフィス」で、所在地は阿武町大字奈古3332番地、寺東お試しサテライトオフィス内です。事業内容はデジタルマーケティングを中心とし、ふるさと納税の返礼品撮影やEC運用支援、新規商品開発など多岐にわたります。操業開始は2025年5月27日を予定しており、初年度の雇用人数は常勤スタッフ1名を予定しています。将来的には年に1〜2名の増員を計画し、最終的に20名程度の体制を目指しています。
Senjin Holdingsのビジョン
代表取締役の下山明彦氏は、「阿武町で実現したいことは大きく3つある」と述べています。まず第一に、良いものを「広める」こと。デジタルマーケティングを通じて、阿武町の特産品や魅力を全国、さらには世界に向けて発信し、地域の発信力を強化することに注力します。
次に、良いものを「創る」ことです。Senjin Holdingsはアート事業にも取り組んでおり、2025年大阪・関西万博に出展するなどの実績があります。これを活かし、地域との対話を重ねながら、地域特有の魅力や新しい価値を生み出すプロジェクトにも挑戦します。観光拠点としての整備も視野に入れ、多くの訪問者を呼び込むことを目指します。
第三に、良いひとを集め「育てる」ことです。すでに阿武町出身者がマーケティングスタッフとして活躍しており、同様の事例を増やすことで、地域でもマーケティング分野での仕事が増える可能性を示したいと考えています。地域の人材育成を通じて、次世代に夢を持たせる環境も構築していきます。
下山氏は、かつて聞いた「町を変えるのは、よそ者、若者、馬鹿者」という言葉を胸に、阿武町での活動を進める意義を強調しています。地域経済の発展だけでなく、持続可能な未来を築くための取り組みに邁進する姿勢が伺えます。
今後の展開
Senjin Holdingsは、若き才能を引き寄せることを企業の使命として掲げ、デジタルマーケティングやアート事業等を通じて地域との連携を進めていく方針です。地方と都市の架け橋となり、地域のポテンシャルを最大限に引き出すことを目指します。
この進出を契機に、地域の活性化や新たなビジネスチャンスが生まれることが期待されています。今後の動向には引き続き注目していきたいと思います。