品川区に新たな児童支援施設が誕生！発達支援と子育て支援の一体化

品川区立大原児童発達支援センターと児童センターの新設

東京都品川区に、発達支援と子育て支援を一体化した新しい複合施設、『品川区立大原児童発達支援センター』および『品川区立大原児童センター』が2025年9月1日にオープンします。これは、株式会社学研ホールディングスのグループ企業、学研ココファン・ナーサリーが管理運営を行う予定です。

新施設の背景と目的

品川区では、発達に特性のある子どもや医療的ケアを要する児童への支援が今後ますます重要になると考えられています。このような背景から、品川区立大原児童センターが開設から40年を迎えるにあたり、大規模な改修工事とともに新たに児童発達支援センターが設立されることとなりました。

この複合型施設は、発達に課題がある子どもたちに専門的な支援を提供する『児童発達支援センター』と、地域の子育て家庭をサポートする『児童センター』を同じ建物内に設けています。これは品川区初の試みであり、両施設が連携することで、障がいの有無にかかわらず、すべての子どもたちがその個性や力を活かせる環境を提供することを目指しています。

サービスの内容

児童発達支援センター

このセンターは、主に3歳から6歳までの障がいを持つお子さんや、発達に不安を抱えるお子さんとその家族を対象にしています。日常生活における基本的なスキルや社会性の育成を助け、遊びや活動を通じて発達を支援します。

また、放課後等デイサービスとして、6歳から18歳までの子どもたちにも生活支援や学習支援、余暇活動を提供します。保育所等訪問支援として、専門スタッフが訪問し、集団生活での適応をサポートすることも行います。さらに、相談支援事業では、障がいを抱える子どもたちとその家族に対して、専門家のもとで相談や支援計画を作成することができます。

児童センター

児童センターは、0歳から18歳までの子どもたちとその保護者が気軽に立ち寄れる場所として機能し、自由に遊び、学ぶことができるかけがえのない場を提供しています。妊娠期から産後の保護者も利用できるこの施設では、季節ごとのイベントや多様なプログラムが用意されています。

今後の展望

『誰一人取り残さない子育て支援』を基本方針とし、地域の皆さまとのつながりを大切にしながら、この施設は成長を続けていきます。学研ココファン・ナーサリーは、今後も地域のニーズに応じたサービスを拡充し、子どもたちが自分らしく成長できる安心な環境作りに尽力していくと宣言しています。

この新たな複合施設の設立は、品川区における子育て支援の重要な一歩となることでしょう。