ウェビナー「なぜ女性は管理職を選ばないのか?」の開催レポート
2026年5月22日、JR東日本とmederi株式会社は、女性のキャリア形成をテーマにしたウェビナーを開催しました。このイベントは、企業の人事、総務、健康経営、福利厚生、DE&I(ダイバーシティ・エクイティ・インクルージョン)や女性活躍推進に関わる担当者を対象に、自身のキャリアを築く上で直面する課題を考える機会となりました。
ウェビナーの内容について
このウェビナーでは、女性が管理職を選びにくくなる理由を深掘りし、特にライフイベントや健康課題がどのように影響するかを明らかにしました。登壇者には、東日本旅客鉄道の小西好美氏とmederiの坂梨亜里咲氏がいます。彼らは、自身の実体験を交えながらトークセッションを行い、参加者にとって有意義な情報を提供しました。
ライフイベントと健康課題の影響
ウェビナーでは、女性のキャリア形成において重要な2つの時期とそれに伴う課題が取り上げられました。
- - 20代のキャリア初期:この時期はホルモンバランスの変化に伴う体調不良が起こりやすく、キャリア意欲の低下を引き起こすことがあると説明されました。特に、これらは企業によって注意を払われにくく、助けが必要ですが表に出にくい問題です。
- - 30代以降の出産・育児のタイミング:育児との両立が求められる時期には、制度として整っているにもかかわらず、実際には「マミートラック」の影響で昇進が難しくなる状況が多く見られます。こうした状況から、多くの女性が昇進を望まなかったり、自信を喪失したりしています。
トークセッションの概要
最初のトークセッションでは、自身の経験を基にしたキャリア・健康支援について、小西氏の体験が共有されました。彼女は、子供を持つことが自分のキャリアにどのような影響を与えたのかを説明し、「同じ悩みを持つ人同士のつながりが必要」という重要なメッセージを伝えました。
次のセッションでは、日系大手企業からベンチャーへと転職した女性が加わり、さまざまな組織での経験をもとに、役職選びや企業の支援制度についての意見が交わされました。参加者たちは、自分たちが求めるキャリア支援をどのように企業が行うべきか、また、女性特有の健康問題をどのように扱うべきかを議論しました。
企業の支援が果たす役割
企業に求められるのは、女性がキャリアを育むための支援プログラムや制度を整えることです。具体的には、相談しやすい環境づくりやロールモデルとの接点を増やすことが求められています。また、健康に関する正しい知識を提供し、医療選択肢を整えることも重要です。
今後の展望
ウェビナーを通じて、企業が女性をサポートするための環境作りが必要不可欠だという認識が広まりました。出産や育児を経ても女性が自分らしいキャリアを築けるよう、今後もmederiは「生理・PMSに関する知識の啓発」や「個々の身体に合った選択肢の提供」を進めていく予定です。
まとめ
今回のウェビナーは、女性のキャリア形成を支援するためのさまざまな観点を深く探求する良い機会となりました。自分自身がライフイベントや健康課題を抱えながらも、安心してキャリアを選択できる環境が求められています。これにより、女性たちがより積極的に管理職としての道を歩める未来を期待したいと思います。今後も、このような取り組みが続いていくことを願っています。