自然再生教育連携
2025-07-24 14:36:44

静岡大学農学部と株式会社ノダが自然再生をテーマに連携協定を締結

静岡大学農学部と株式会社ノダの連携協定



静岡県静岡市に位置する静岡大学農学部は、東京都台東区を本社とする株式会社ノダと手を組み、未来を見据えた農学教育の取組みを始めます。テーマは「Nature Positive(自然再生)」で、2025年度から本格的にスタートします。両者の連携は、環境科学、生物資源、地域創生といった分野における人材育成に焦点を当て、実践的な教育を通じて持続可能な社会の実現を目指しています。

実践的な農学教育の推進



農学教育の一環として、農学総合棟南側に設けられた中庭の整備事業が題材となります。このプロジェクトでは、学生が建築素材の循環利用や自然共生型空間作りについて学ぶ機会を提供します。実際に中庭を整備する過程で、学生たちは自然素材の活用可能性や環境設計に対する配慮を深く理解することができます。このような場面での学びは、学生にとって貴重な実践機会となるでしょう。

産学連携による多様な学習機会



株式会社ノダは、木材加工及び持続可能な建材に関する豊富な知見を持っています。それを活かし、座学だけでなく工場見学やフィールドワーク、さらには共同プロジェクト型の学習が行われます。学生たちは、素材の生産過程から利用、さらには循環までを実践的に学び、自然と調和した社会づくりのための知識と視点を養っていきます。これにより、「未来をつくる学び」を身につけることができるのです。

教育連携の今後の予定



今後の予定では、2025年9月30日に構想全体に関する基調講演や発表会が計画されています。また、同年10月末には中庭整備が完了する見込みです。その後の現地研修や工場見学、プロダクトを共創する学びの場も順次スタートする予定です。これらの取り組みを通じて、学生たちが実践的な知識を深め、社会に貢献する資質を育むことが期待されます。

両者からのコメント



静岡大学農学部の関係者は、ノダとの連携を通じて学生に新たな実践フィールドが開かれることを強調しています。学生たちは自然素材の価値に触れながら、社会との結びつきを楽しみにしています。

一方、株式会社ノダの関係者は、「木を活かすものづくり」を通じて人間と自然が共生する社会の実現へ寄与する意欲を語っています。今回の連携は、次世代を担う人材育成に向けた重要な一歩と位置付けています。次回の進展にも期待が寄せられます。


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会社情報

会社名
国立大学法人 静岡大学
住所
静岡県静岡市駿河区大谷836
電話番号
054-237-1111

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