米の売上好調
2024-07-24 16:20:19

食品スーパーマーケットでの米売上が36%増加、背景に健康志向の変化

食品スーパーマーケットの米売上が約36%増加



2024年6月のデータによると、食品スーパーマーケットでの「米」の売上が前年同月比で約36.4%の大幅な増加を記録しました。これに対し、ドラッグストアでの米の売上も44.2%と強い伸びを見せており、両カテゴリともに成長が期待されています。この成長は、単なる価格上昇にとどまらず、実際の売上個数の増加も伴っています。

食品スーパーマーケットでは売上個数が前年比で17.0%増、ドラッグストアも19.5%増加しており、消費者のニーズがより一層高まっていることが伺えます。今年度の新米の価格が例年よりも上がるとの予想がありますが、消費者が意識的に購入を行っている背景が見えてきます。

トマトジュースの人気も



その中でも、特筆すべきは食品スーパーマーケットで最も売上を伸ばした「トマトジュース」です。前年比で38.8%の売上増を記録し、2ヶ月連続で1位を達成しました。売上個数も22.6%増加しており、健康志向の高まりを反映しています。この商品は機能性表示がなされているため、健康意識の高い消費者層に特に支持されています。また、炭酸ドリンクとの混合など、新たな飲み方への関心も広まり、SNSなどでリコピンや美容に関する情報が増加していることが影響していると考えられます。

ドラッグストアにおいては、化粧品カテゴリの中で「パック」と「男性用制汗防臭剤」の売上が顕著に伸びています。「パック」は前年比で39.9%増加し、「男性用制汗防臭剤」に至っては27.0%の増加を記録しました。加えて、「UVケア・サンタン」の商品も9.4%増と好調です。

飲料も好調



また、ドラッグストアにおいては飲料が好調を示しており、スピリッツ(缶チューハイなど)が14.3%増、炭酸フレーバーが12.9%増、日本茶・麦茶ドリンクが11.0%の増加を見せています。このように、飲料カテゴリでも消費者の関心が高まり、一層の成長が見込まれます。

データの背景について



今回のデータは、株式会社True Dataが集計したもので、全国のドラッグストアと食品スーパーマーケットにおけるPOSデータを基にしています。また、集計期間は2024年6月1日から30日までとなっており、200個以上売れているカテゴリに焦点が当てられています。情報には店舗や個人を特定する情報は含まれておらず、消費者の購買行動を広範に分析しています。

True Dataとは



株式会社True Dataは、年間5兆円の購買データを基にしたビッグデータプラットフォームを運営しています。消費者の購買動向を詳細に分析し、小売業や消費財メーカーに向けて、データを活用した商戦戦略や販促活動の支援を行っています。今後の消費市場のトレンドを見極めるためにも、同社のデータは益々注目されることでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社True Data
住所
東京都港区芝大門1-10-11芝大門センタービル4階
電話番号
03-6430-0721

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