琉球ゴールデンキングスU18&U15、新体制で新たな挑戦!
沖縄を代表するプロバスケットボールチーム「琉球ゴールデンキングス」のユースチーム、U18とU15は、2024年度春に新チームとなり、新たな戦いをスタートさせた。
「沖縄をもっと元気にする人材を育てる。」という活動理念のもと、育成と強化に力を入れているキングスユースチーム。
今シーズンは、それぞれ個性豊かな選手たちが集結し、新たな目標に向かって突き進む。
キングスU18:全国制覇へ向けた挑戦
U18チームは、元キングスキャプテンの与那嶺翼ヘッドコーチが率いる。キャプテンには、高い得点力を持つ#77佐取龍之介選手、副キャプテンにはリーダーシップに優れた#99新垣元基選手が就任した。
3月に行われた「おきなわカップ」では、強豪校との対戦経験を通して、チームとしての成長を感じている。
佐取キャプテンは「日本航空高等学校との試合では、留学生の高さや機動力に圧倒されながらも、自分たちの可能性を感じました。全国でも通用する力があると感じています。」と自信をのぞかせる。
ディフェンスはハードにプレッシャーをかけるスタイル、オフェンスはパスを回し、ペイントエリアを積極的に攻めることを重視している。
「B.LEAGUE U18 REGIONAL LEAGUE 2024」では、初戦を勝利で飾ったものの、与那嶺ヘッドコーチは「まだチームとしてまとまりきれていない部分がある」と課題を指摘する。
「3年生がもっと引っ張ってチームをまとめ、コミュニケーションを活発にしていけば、どこにも負けないチームになれると思います。」と期待を寄せた。
今後の試合は、沖縄アリーナで開催される。トップチームと同じ舞台で、さらなる成長を遂げられるか注目だ。
キングスU15:スピードと個の強さを武器に
U15チームは、末広朋也ヘッドコーチが指揮を執る。末広ヘッドコーチは、男子日本代表のテクニカルスタッフや名古屋ダイヤモンドドルフィンズU15を3連覇に導いた経験を持つ。
キャプテンは、Bリーグのコールアップ制度でU18でもプレーする宮里俊佑選手、副キャプテンには越圭司選手と友寄快星選手が就任した。
選手数は前シーズンから約2倍に増え、AチームとBチームで切磋琢磨し、技術とメンタルの向上を目指している。
末広ヘッドコーチは、宮里選手と越選手を「全国でもトップクラスのポイントガード」と評価する。
「将来、キングスのトップチームで活躍するためには、『個』としてピカイチの能力を持つ必要がある」と語る末広ヘッドコーチは、1対1の強さを伸ばすことに重点を置いている。
チームとして目指すスタイルは「超高速バスケ」。
「3歩ダッシュ」を基本に、速攻を多く仕掛け、相手を圧倒する戦いを展開する。
4月からはオンラインプラクティスも導入し、技術向上だけでなく、選手たちの考えを深める機会を設けている。
副キャプテンの越選手は「様々なテーマについて話し合うことで、意識が変わりました。コート上でのコミュニケーションも活発になっています。」とオンラインプラクティスが良い影響を与えていることを実感している。
7月には「沖縄県U15Bユース・クラブバスケットボールGAME2024」に出場する。
「強豪チームに勝つためのポイントは選手たちに伝えています。高い目標ですが、選手たちが自分たちで考え、練習に落とし込んで、どう乗り越えるのか楽しみです。」と末広ヘッドコーチは期待を込める。
未来のキングスを担う若き才能たち
キングスU18とU15は、それぞれ異なる目標を持ちながらも、将来のキングスを担う若き才能を育成していく。
彼らの熱い戦いを、ぜひ応援しよう。