ZEROCOと東京農業大学の新たな協力
2023年8月21日、東京都渋谷区に本社を置くZEROCO株式会社と東京都世田谷区の東京農業大学が包括連携協定を締結しました。この提携は、食材の鮮度保持技術の活用などを通じて、日本及び世界の食に関する課題解決を目的としています。
協定の背景と目的
ZEROCOが保有する技術「ZEROCO」は、低温・高湿の保管環境を実現することで、食材や食品の鮮度を長期間にわたり高品質に保持することを可能にします。この技術は、冷凍食品の品質向上にも貢献することが期待されます。今回の協定を通じて、両者は農業、漁業、畜産業における新しい課題解決のための共同研究や技術の応用を行う計画です。
東京農業大学は、教育機関として得た豊富な知識や人材を基に、食の未来のために長期的な活動に取り組むための枠組みを持っています。協定の締結により、ZEROCOの技術を基にした新たな事業の創出や食文化の普及など、さまざまなプロジェクトが推進されるでしょう。
協定の概要と具体的な活動
協定では特に以下の4つの主要活動が明記されています。
1.
新しい食事業の共同化:ZEROCOの技術を生かした新たな食品事業を共に展開し、食産業全体も支援します。
2.
新規就農者の促進:農業、漁業、畜産業の立ち上げにおける新しい挑戦者を育成し、アントレプレナーを創出します。
3.
食文化の普及促進:東京農業大学の学生との交流を図り、食文化の理解を深めてもらいます。
4.
法人への提供:ZEROCOの技術を活用した食材や料理を東京農業大学の各施設へ提供します。
各代表からのメッセージ
協定締結に際し、東京農業大学の江口文陽学長は「この協定は国際的な食料安全保障に寄与するものであり、社会的な課題解決に向けての重要なステップです」と述べました。さらに、ZEROCOの楠本修二郎社長も「この提携を通じて、健康的で持続可能な食を提供し、日本の食産業の発展に貢献する基盤を築く重要な一歩である」と語りました。
ZEROCO社とその技術
ZEROCO株式会社は、鮮度保持機器の製造及び販売を行う企業で、その技術は決して鮮度を保つだけではなく、“科学的な温度”を保持することで食材の品質向上に寄与しています。今後、東京農業大学との強力な組織連携を通じ、次世代の食環境の構築に貢献していくことが期待されます。
【企業情報】
食の未来を見据えたこの協力は、次世代に向けた新たな挑戦を引き起こすことでしょう。