岸谷五朗さんと専門医が語るアトピー治療の未来と希望

アトピー性皮膚炎治療の現状と未来

7月8日、日本イーライリリー株式会社主催のセミナーが開催され、俳優の岸谷五朗さんとアトピー性皮膚炎専門医の大塚篤司教授がトークを繰り広げました。このセミナーは、アトピー性皮膚炎に悩む患者に向けての最新の治療事情を探るものでした。

トークセッションの概要

岸谷五朗さんは、自身の経験からアトピー性皮膚炎がもたらす生活への影響を語りました。外出や旅行時にも治療薬を持参しなければならず、常に不安を抱えつつ生活していると語ります。彼は「治療しても変わらない」という“あきらめ感”を抱くことが多いと感じ、その結果治療に対する期待が薄れていることを指摘しました。

その一方で、近年の技術革新によって新しい全身療法が登場し、症状の改善が期待される時代に突入したとも述べました。岸谷さんは、治療をあきらめない重要性に気づかされることで、患者自身がこの新しい治療法についてもっと学ぶべきだと強調しました。

大塚教授の見解

大塚教授はアトピー性皮膚炎の患者の治療に関して、最近の調査満足度が低いことが明らかになっていると解説しました。患者の37%が現在の治療薬に満足しておらず、31%は症状が改善する見込みを持っていないというデータがあります。さらに、58%の患者が5年以上治療薬に関して調べていないことも示され、情報不足が続いていることが分かりました。

新しい治療法に関する知識を持つことが、症状の改善につながる可能性があるとの見解も示し、患者は主治医と相談しつつ自ら情報を得る努力が必要であると訴えました。

“アトピーをあきらめない”キャンペーン

日本イーライリリーは、患者が疾患の理解を深めることで、治療法について主治医に相談しやすくなることを目的とした新たな啓発キャンペーンを展開しています。このキャンペーンは患者の“あきらめ感”を払拭し、希望を持って治療に臨むための力を注いでいます。

日本イーライリリーは、これからもアトピー性皮膚炎患者さんの思いに寄り添い、一人でも多くの患者の生活の質を向上させるために尽力していくと約束しています。

さらに詳しい情報は、こちらのウェブサイトをご覧ください。