英国品評会で注目を集める和紅茶
埼玉県の「純日本紅茶合同会社」は、洋紅茶に比べて注目度が低い和紅茶の品質向上を目指し、近年の紅茶業界に新風を吹き込んでいます。このたび、同社は英国の品評会「グレート・テイスト・アワード」で二年連続でワンスター賞を受賞した記念として、飲食業界向けに試飲会を開催します。
和紅茶の背景と可能性
日本の茶業は、特に緑茶の生産量が減少傾向にあり、二番茶、三番茶の価格も低下しています。これに対して、純日本紅茶の代表である中峰剛氏は、茶葉が廃棄される状況を改善したいと考えました。彼は日本県内の茶園と連携し、これらの茶葉を紅茶に加工することを提案。
台湾での紅茶製造の経験を生かし、高品位の和紅茶を生み出しました。その結果、2012年と2013年には英国品評会でツースター賞を受賞し、国際的に評価を確立しました。
試飲会について
受賞記念試飲会は、2023年2月18日(火)18:30から、川越市の「りそなコエドテラス」で開催されます。この試飲会では、和紅茶の特性やフレーバーについて体験できる機会を提供し、飲食業界の企業様との新たなパートナーシップの構築を目指します。
現在、参加を希望する企業をメールで募集しており、興味を持つ方はinfo@pure-japantea.comまたは公式サイトの「CONTACT US」からお申し込みができます。
安定供給の強み
純日本紅茶の和紅茶は、国産の茶葉を活かし、高品質を維持しながら量産体制を確立しています。特に、飲食店向けにOEM供給を行うことで、幅広いフレーバー展開を実現しています。
すでに、和紅茶アールグレイがワンスター賞を受賞し、他にもハーブをブレンドしたフレーバーティーが受賞するなど、品質の高さが評価されています。これにより、レストランやカフェなどの飲食店から高い需要が寄せられています。
まとめ
「純日本紅茶」は、和紅茶によって日本の茶業を活性化させるため、一つ一つの茶葉に価値を見出し、地域の茶農家と共に歩んでいます。試飲会を通じて、さらに多くの企業とパートナーシップを築き、高品質な和紅茶を広めていくことが期待されます。英国品評会での評価がもつ意味を、多くの飲食業界の方々に体感していただきたいと思います。