サステナブルコーヒー
2025-08-26 12:17:23

京都の坂ノ途中がコーヒーサプライチェーンの脱炭素化に挑む

京都の坂ノ途中がコーヒーサプライチェーンの脱炭素化に挑む



株式会社坂ノ途中(本社:京都市)が、経済産業省の支援を受けて、2025年8月1日からパプアニューギニア、タイ、インドネシアの3か国でコーヒーサプライチェーンの脱炭素化にむけた新たな取り組みを始めます。このプロジェクトは、コーヒーの栽培から輸送に至るまでの全工程での環境負荷を明らかにし、温室効果ガスの削減と生産地での収入の確保を両立させるGX(グリーントランスフォーメーション)モデルの構築を目指しています。

サステナブルな選択肢を築く



この調査は、国際的な気候変動に対する対応が求められる今、特に注目を集めています。坂ノ途中の海ノ向こうコーヒー事業部は長年にわたり、日陰で成長する特性を持つコーヒーを利用して、アグロフォレストリーを推進しています。これにより、農作物を育てつつ森林を守る持続可能な農業モデルを提案しています。

プロジェクトでは、LCA(ライフサイクルアセスメント)を用いて、生産、加工、輸送の各工程でのCO₂排出量を詳しく分析します。具体的には、調査を通じて資材の利用や廃棄物処理の方法、エネルギー消費の実態を把握し、排出原因を究明します。このプロセスの結果、必要なGXモデルの特定を行い、将来的な他のコーヒー生産地域への展開も視野に入れています。

技術的施策による環境負荷軽減



さらに、今回の取り組みでは、アグロフォレストリーに加えて有機肥料の使用やバイオ炭の施用、コーヒー残渣の再利用といった環境に配慮した技術も模索されます。これらの施策を実施することで、温暖化の防止に寄与しつつ、生産地の経済的安定にも貢献することが期待されています。

国際社会の関心を受けて



特に、2025年12月からは欧州連合(EU)での森林破壊防止規則が施行されることから、国際的な環境問題への関心が高まっています。このような背景の中で、コーヒーサプライチェーンの最適化を図り、持続可能なコーヒー生産を実現することが求められています。

海ノ向こうコーヒーの未来とビジョン



海ノ向こうコーヒー事業部は、ラオスやミャンマーなどアジアのスペシャルティコーヒーに特化した事業を展開しつつ、世界中のコーヒー生産者と連携しています。資金や販路の提供を通じて、産地の環境と人々の生活を未来に繋げることを目指しております。また、国連のWFPと共同で進行中のプロジェクトでも、現地の人々の生活基盤を支える活動を行っています。

こうした取り組みを日々行う中で、坂ノ途中は単なるコーヒーの提供を超え、持続可能な社会の実現に向けた重要な役割を担っていると言えるでしょう。これからの500年を見据え、変化する時代の波に乗りつつ、社会に貢献していく姿勢が求められています。

企業情報



坂ノ途中は、環境に優しい農法を実践する生産者との連携を強化し、全国約400軒の農家と共に持続可能な農業の実現を目指しています。新規就農者を重視した取り組みは、地域と農業を繋ぐ重要な架け橋となっております。様々な賞を受賞している坂ノ途中は、これからもより多くの人々に支持され、持続可能な社会への道を切り拓いていくオンリーワンの企業として成長していくでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社坂ノ途中
住所
京都府京都市南区上鳥羽高畠町56
電話番号
075-200-9773

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