プッシュ通知はユーザーの心を掴むか? - 適切な頻度とタイミングがカギ -
近年、企業は顧客との接点を増やす手段として、プッシュ通知を活用しています。しかし、ユーザーにとって本当に効果的なプッシュ通知とは一体どのようなものなのでしょうか?
アルファノート株式会社が実施した「プッシュ通知に関する意識調査」の結果から、ユーザーが求めるプッシュ通知の頻度やタイミングについて見えてきました。本記事では、調査結果を基に、ユーザーがプッシュ通知に求めるもの、そして適切な配信方法について解説します。
アプリ利用の目的は?クーポンやポイントが魅力!
調査によると、企業公式アプリやアカウント登録の主な理由は「クーポン取得」と「ポイントカード機能利用」でした。お得な情報を得るため、ユーザーは積極的にアプリを活用しているようです。特に、20代では「商品やサービスの詳細を見る」「予約機能を利用」など、機能面での利用意欲が高いことがわかりました。
プッシュ通知の頻度、ユーザーは「ほどほど」を望む
プッシュ通知の配信頻度については、「1日1回」と「週1回」が最も多く、ユーザーは頻繁な通知を嫌う傾向にあることが明らかになりました。1日数回の配信を望む人はわずか8%にとどまり、むしろ「特別なイベント時のみ」「月1回」など、さらに低い頻度を望む声も多数ありました。
通知はウザい? プッシュ通知拒否の理由
プッシュ通知をすべて拒否しているユーザーにその理由を尋ねたところ、「1日に何度も送られてくるのが煩わしい」という回答が65%と圧倒的に多かったです。習慣的に拒否している人も32%と多く、ユーザーにとってプッシュ通知はもはや「迷惑」な存在になりつつあるのかもしれません。
ユーザーとの良好な関係を築くために
プッシュ通知は、適切に活用すればユーザーとのエンゲージメントを高め、顧客満足度向上に繋がる有効なツールです。しかし、配信頻度や内容を誤ると、逆にユーザーの不快感を招き、アプリの利用を止めてしまう可能性も孕んでいます。今回の調査結果を参考に、ユーザーが本当に求めるプッシュ通知を配信することで、ユーザーとの良好な関係を築いていきましょう。
調査概要
- - 調査名称:企業公式アプリ・公式アカウントに関する意識調査
- - 調査方法:インターネット調査
- - 調査期間:2024年7月5~7月8日
- - 有効回答: 500名
- - 事前調査:全国の20代~50代男女3,142名に事前調査を実施。「店舗公式アプリをインストール、または店舗のLINE公式アカウントを登録したことがありますか?」に「ある」と答えた方に本調査を実施。
アルファノート株式会社について
- - 本社所在地:163-6012 東京都新宿区西新宿6-8-1 住友不動産新宿オークタワー12階
- - 代表取締役社長:川端 一行
- - 設立:2004年7月
- - 資本金:9,000万円
- - 事業内容:クレジットカード決済代行/その他決済サービスの提供/それに関するコンサル業務
- - URL:https://www.alpha-note.co.jp/