建設業界の脱炭素化
2025-07-24 10:40:31

建設業界の脱炭素を促進するリバスタとアスエネの提携

建設業界の脱炭素を促進するリバスタとアスエネの提携



2024年、株式会社リバスタとアスエネ株式会社が業務提携契約を締結し、建設業界の脱炭素化を強化することが発表されました。この提携により、建設現場ごとのCO2排出量を一元的に可視化・管理するための新たなシステムが誕生します。この仕組みは、リバスタが提供するクラウドサービス「TansoMiru」(タンソミル)とアスエネの「ASUENE」(アスエネ)を統合することで実現されます。

提携の背景



世界の環境政策がカーボンニュートラルに向かって進展する中、日本でも2050年に向けたカーボンニュートラルの実現が求められています。国土交通省は、これを受けてグリーン社会に向けた重点プロジェクトを推進しています。その中で、建設業界は特にCO2排出量の可視化と削減が急務とされています。

各建設現場や本社、支店を含めた全社的なデータの収集は、多くの労力と専門知識が必要であり、担当者には大きな負担がかかっています。特に建設現場ごとに異なる条件のもとで、効率的にデータを管理することが求められています。これらの課題に対し、リバスタとアスエネが提携することで、業務の効率化が期待されています。

業務提携の内容



リバスタは、2022年12月から大成建設と共同でCO2排出量の計測管理サービスを開発してきました。このサービスの実績を基に、「TansoMiru」は今までに「TansoMiru 管理」「TansoMiru 産廃」「TansoMiru 電力」という3つのサービスを展開しています。特に「TansoMiru 産廃」や「TansoMiru 電力」では、電力使用時や産業廃棄物の処理時に発生するCO2排出量を自動で算出し、データを一元管理可能です。

一方、アスエネは、幅広い業界に対しGHGプロトコルを基にしたサプライチェーン全体のCO2排出量の見える化・削減を行っています。今回の提携により、リバスタの「TansoMiru」とアスエネの「ASUENE」を連携させ、それぞれのデータを統合的に管理・分析する仕組みが構築されます。

提携によるメリット


1. 業務効率の向上: CO2排出量のデータが自動集約されることで、これまでの手作業による集計作業が不要になり、業務負担が軽減。
2. 正確性の向上: 手作業による誤入力の除去と、算出精度の向上により、信頼性の高いデータを基にした報告書作成が可能になります。
3. 環境目標達成の加速: CO2排出量が可視化され、迅速な改善策の実施が期待できるため、効率的な脱炭素経営が進展します。

両社のコメント


アスエネのCEOである西和田浩平氏は、「建設業界の脱炭素化には複雑なデータ管理が伴いますが、今回の提携により業務効率化とコスト削減が実現される」と述べています。また、リバスタの高橋巧代表取締役は、「本提携を通じて、建設業界のお客様へ脱炭素経営を支援することができ、持続可能な社会の実現に向けた一歩となることを確信しています」と強調しました。

今後、これらのクラウドサービスを連携させる機能開発が進行中で、2025年の秋頃にサービス提供が開始される予定です。リバスタとアスエネは、さらなる協力関係を築き、建設業界の脱炭素化を推進していく考えです。

参考情報



リバスタとアスエネの提携により、建設業界の脱炭素経営の実現に向けた新たな取り組みが本格的に始まります。今後の展開が大いに期待されます。


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会社情報

会社名
株式会社リバスタ
住所
東京都江東区豊洲5-6-36豊洲プライムスクエア9F
電話番号
03-3532-5850

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