アンコンシャスバイアスを学ぶ新たな試み
三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は、社員の子どもたちを対象に、無意識の偏見や思い込みを知るためのワークショップを開催しました。これは、アンコンシャスバイアス研究所が主導する取り組みの一環で、子どもたちが自分自身の可能性を探る手助けをすることを目的としています。
アンコンシャスバイアスとは?
「アンコンシャスバイアス」とは、無意識のうちに持つ偏見や思い込みのことです。企業や学校においては、この概念を理解することが多様性を促進し、健全な人間関係を築く鍵となっています。MUFGでは、この考え方を取り入れて、社員一人ひとりが多様な背景を受け入れ、活かし合う環境を作るためのプログラムを提供しています。
ワークショップの背景
2021年7月、アンコンシャスバイアス研究所は全国の小中学校での授業提供を開始しました。これは、子どもたちに多様性を理解させ、自分の可能性を信じられるよう教育することを目指しています。この取り組みに感銘を受けたMUFGは、社員とその家族を対象に「MUFG Family Festa」を開催し、その中で初めてのアンコンシャスバイアスワークショップを実施しました。
ワークショップの詳細
日時: 2021年8月21日(土)
対象: MUFG社員の子どもたちおよび取引先金融機関の子どもたち(小学生から高校生)
内容:
「親子で学ぼう!アンコンシャスバイアス」
「アンコンシャスバイアスを知って、自分の可能性を広げよう!」
ワークショップ中、子どもたちは様々な例を挙げ、自らの偏見に気づく機会を得ました。彼らからは「自分も意見を言っていいんだ」と感じたり、「なんでも挑戦してみることが大事」との感想が寄せられました。
MUFGの姿勢
MUFGの人事部ダイバーシティ推進室の高橋様は、「アンコンシャスバイアスを早くから知ることで、子どもたちの可能性が広がる」と語ります。企業のパーパスを「世界が進むチカラになる。」と定めたMUFGは、未来を担う子どもたちに必要な教育を提供することで、より良い社会の実現を目指しています。
アンコンシャスバイアス研究所の取り組み
このプロジェクトを進めるアンコンシャスバイアス研究所では、子どもたちが自分の価値を理解し、他人の価値も認めることができるような授業を行っています。その中で「いじめ撲滅!」という意識が育まれることにも繋がっています。
今後も、MUFGはファミリーデーなどのイベントを通じて、家庭内でもアンコンシャスバイアスに対する理解を深め、より多くの人にこのテーマを広める考えです。
まとめ
MUFGの試みは、単なる社員教育を超えて、次世代を担う子どもたちの育成へと繋がっています。無意識の偏見を理解し、自己表現やキャリア実現をサポートするこのワークショップは、参加した子どもたちにとって貴重な経験となりました。今後の教育プロジェクトがどのように進化していくのか、非常に楽しみです。