東京コンテンツインキュベーションセンター(TCIC)とは
東京都が運営する、コンテンツ関連産業に特化した創業支援施設である東京コンテンツインキュベーションセンター(TCIC)が、2025年8月から中野坂上に仮移転を行うこととなり、新たに入居者の募集を開始します。TCICは、コンテンツ・エンタメ分野におけるスタートアップの創業支援を行い、業界の活性化を推進しています。
仮移転の目的と特徴
TCICは、建物の再構築に伴い、現在の施設から中野坂上への仮移転を決定しました。移転後は、コワーキングスペースの新設や支援プログラムの強化を通じて、起業家に対する支援をさらなるレベルへ引き上げることを目指しています。特に、コンテンツ制作に必要なインフラや支援が充実することで、より多くの創業者がアイデアを形にしやすくなる環境が整います。
入居者募集の概要
新たに入居者を募集するにあたり、主な対象者はコンテンツ分野の事業者で、創業前の個人や設立から3年未満の中小企業、または個人事業主です。応募の枠には、個室(14室、6.34㎡~47.69㎡)とコワーキングスペース(最大19件)の2つの形態があります。
入居期間と募集要項
- - 入居期間: 個室は最長4年、コワーキングスペースは原則1年(最長2年)ですが、両者を通算して最長6年まで利用可能です。
- - 入居開始予定: 令和7年8月1日以降
- - 募集期間: 令和7年5月19日から6月19日まで
応募者は、事前の内覧会への参加が必須となります。内覧会では、入居申し込みに必要な情報や書類も説明されるため、積極的に参加を推奨しています。
審査について
入居者を選定するために審査が行われ、個室入居者には面談と面接が、コワーキングスペース利用者には面接審査が設けられています。審査結果の通知は令和7年6月30日を予定しており、応募者には早めの行動をおすすめします。
新しい施設の魅力
新たな仮移転先は、中野区本町の「中野坂上サンブライトツイン」14階で、交通アクセスも良好です。東京メトロ丸ノ内線と都営地下鉄大江戸線の中野坂上駅に直結しており、利便性が高い場所に位置しています。施設内には、個室30室(6㎡~59㎡)、コワーキングスペース40席程度、イベントスペース100席が設けられ、様々な用途に対応できる設計となっています。また、会議室やオンラインブースも完備されています。
TCICのビジョン
TCICは、コンテンツ関連産業の集積と発信の場を目指し、創業支援やハンズオン支援を通じて、東京都内のコンテンツ関連産業の活性化に貢献するとともに、日本全体のコンテンツビジネスの振興も図っています。今後もTCICは、クリエイターや起業家のニーズに寄り添い、より良い支援体制を築いていくことを目指します。
参加者募集中のコミュニティ
TCICでは、コンテンツ分野の起業家向けに承認制のFacebookコミュニティ『TCIC SPACE』も運営しています。参加を希望する方は、TCICの公式サイトから詳細を確認し、ぜひ参加してみてください。
お問い合わせ先
詳細情報や質問がある方は、下記の運営事務局にお問い合わせください。
- - 住所: 〒164-0013 東京都中野区弥生町2-41-17
- - 担当者: 伊藤洋一、岩本浩治、薮崎麻美
- - 電話: 03-3383-4616
- - メール: [email protected]