京都府立植物園で「LIGHT CYCLES KYOTO」を体験しよう
京都府立植物園では、開園100周年を記念して、2024年10月18日から12月26日までの期間に「LIGHT CYCLES KYOTO」が開催されます。このイベントは、昼間の姿とは異なる植物たちの魅力を光と音で引き出す、没入型のエンターテインメントです。日本最古の公立植物園である京都府立植物園が主催し、世界的に評価されるマルチメディアスタジオ「Moment Factory」が手がけるこのプロジェクトは、参加者に新しい感覚体験を提供します。
開園100周年を祝う特別な夜
京都府立植物園は1924年に開園し、数多くの珍しい植物を育んできました。この景観豊かな場所が、夜間に特別に開放されるこの企画は、植物の生態とその美しさを感じる絶好の機会です。光、音、プロジェクションを使った演出は、ただの観覧を超え、五感を刺激する体験へと変わります。4つの異なる体験ゾーンが用意されており、それぞれ違った魅力を持っています。
四つの体験ゾーン
1. LIGHT WILL FIND YOU
このゾーンでは、日本古来の「こもれび」にインスパイアされた光が木々の間を優しく照らし出します。闇の中で光を見つけるのか、光があなたを導くのか、訪れる人々に不思議な体験を提供します。
2. MEMORY OF WATER
ここでは、雨の音や雷鳴に合わせて、光の波が流れこみ、視覚と聴覚が融合する体験が得られます。このゾーンで生命力あふれる水の流れを感じることができ、感覚が研ぎ澄まされるでしょう。
3. (IN)VISIBLE
砂漠の植物たちの隠された生態を覗き見ることができるこの体験では、普段目にすることのない神秘的なパターンやリズムが目の前に浮かび上がります。夜行性の本能に耳を傾け、未知の世界へと誘います。
4. FOREST FREQUENCIES
自然が奏でる音楽を体感できるこのゾーンでは、色彩豊かで脈動する音波が空間を満たし、生と死の調和の中で時間が停止したかのような感覚を味わえます。
めくるめく光と音の体験
参加者は、各ゾーンを巡りながら、自身のペースで植物たちと深くつながることができます。光と音の演出が生み出す幻想的な空間は、現代のエンターテインメントとは一線を画した、新たな体験を提供します。このイベントは、単に植物を見るだけのものではなく、生物多様性についての理解を深める重要な機会でもあります。
チケット情報
チケットは、2024年9月5日からイベント公式サイトで販売されます。大人の料金は当日券が2,500円、前売券が2,000円となっており、小人(中学生以下)の料金も様々です。詳細は公式サイトで確認できます。
未来への種まき
「LIGHT CYCLES KYOTO」は、京都府立植物園が今後の100年を見据え、「植物が生態系にもたらす役割を伝える存在」となるための試みです。このイベントを通じて、地域の人々や訪れる観光客に植物が持つ環境保護の重要性を伝え、未来へ向けた意識と活動を促進します。
この冬、京都府立植物園での特別な光と音の旅を楽しみながら、一緒に自然との関係性を深めていきましょう。