サステナブルなデニムの未来へ
2025年10月16日、デニムブランド「EDWIN」の新たな一歩が踏み出されました。長瀬産業株式会社とオー・ジー長瀬カラーケミカル株式会社が共同で開発したリサイクルインディゴ染料「EnzyBlue」が、EDWINの1周年記念モデルに初めて採用されることが決定しました。この新しい染料は、廃棄されたデニム繊維や古着を原料としているため、環境への配慮がなされた製品となっています。
共同開発の背景
d「EDWIN」とタッグを組んだのは、広島県福山市に本社を置くカイハラ株式会社です。カイハラは国内唯一、デニム生地を生産する工程を一貫して手掛ける企業であり、その技術を活かして新たな染料を製品化しました。NAGASEグループは、創業以来染料事業に携わってきた経験をもとに、バイオ技術を駆使して「EnzyBlue」を開発しました。これによって、従来焼却されていた廃繊維が新たな糧となる、まさに循環型社会の実現へとつながる取り組みが推進されています。
EDWIN KYOTO SANJO 1周年限定モデル
この記念モデルは、10月17日に販売を開始。限定モデルには「EnzyBlue」を使用していることを証明するタグが付けられ、特別感が感じられます。また、この取り組みは、アパレル業界全体における環境負荷低減の重要性を再認識させるものであり、業界内で持続可能なものづくりの実現を目指して未来を見据えた良い前例と言えるでしょう。
アパレル業界の挑戦
EDWINは、環境負荷低減を企業の重要な使命と位置づけており、製造プロセスの改善や収集活動を通じて、持続可能な仕組みを構築しています。「EnzyBlue」は、その新たな技術であり、デニム産業における環境問題に対する解決策であるとされています。EDWINの特設サイトでも、詳細情報が紹介されており、興味のある方はぜひチェックしてみてください。
今後の展望
NAGASEグループやカイハラは、これからもアパレル業界における環境問題への取り組みを強化していく意向であり、廃棄素材の活用や新しい素材の開発を進めて行くことで業界全体の発展に寄与していくとしています。このような企業の姿勢が、他社への良い刺激となり、サステナブルな未来を築く一助となることが期待されています。
企業概要
本社所在地:東京都千代田区
URL:
長瀬産業
本社所在地:大阪市西区
URL:
ONC
本社所在地:広島県福山市
URL:
カイハラデニム
この新たな取り組みを通じて、EDWINとそのパートナーたちは、持続可能なデニムの進化を続けていくことでしょう。