三菱UFJモルガン・スタンレー証券、スタートアップ支援プログラムで2社を選定し出資
三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社は、自社のスタートアップ支援プログラム「Japan Inclusive Ventures Lab(JIVL)」において、ASTRA FOOD PLAN株式会社とMs.Engineer株式会社の2社を伴走企業として採択し、出資することを発表しました。
このJIVLプログラムは、女性や多様なバックグラウンドを持つ起業家によるスタートアップ企業の成長を支援することを目的としています。Morgan Stanleyのグローバルなプログラムを基盤とし、日本のスタートアップエコシステムの構築、社会課題の解決、そして日本の持続的な成長への貢献を目指しています。
採択された2社は、それぞれ異なる分野で社会貢献に挑んでいます。
ASTRA FOOD PLAN株式会社は、「過熱蒸煎機」という独自の技術を用いた食品乾燥・殺菌装置を開発・販売しています。この装置は、食品ロス削減、特に「かくれフードロス」の減少に貢献するとして注目を集めています。同社の取り組みは、持続可能な食糧システムの構築に大きく寄与する可能性を秘めています。
一方、
Ms.Engineer株式会社は、女性向けのITエンジニア育成スクールを運営しています。高度なオンライン授業と充実した就業サポートを提供することで、女性のIT業界への参入を促進し、経済的自立を支援しています。日本の深刻な男女間賃金格差の解消にも貢献する、重要な役割を担っています。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券による今回の出資は、単なる資金提供にとどまりません。JIVLプログラムを通じて、両社には事業戦略の策定からグローバル展開まで、包括的な支援が提供されます。これは、スタートアップ企業にとって非常に貴重な機会であり、今後の成長を大きく加速させるものと期待されます。
このプログラムは、グローバルな視点を取り入れながら、日本の社会課題解決に貢献するスタートアップ企業を育成することを目指しています。選定された2社の今後の活躍と、JIVLプログラムによる更なる社会貢献に期待が高まります。
JIVLプログラムの3つのミッション
JIVLプログラムは、以下の3つのミッションに基づいて運営されています。
1. 日本におけるグローバルなスタートアップエコシステムの構築
2. 経済社会における構造変革とESG課題の解決
3. 日本の持続的成長への貢献
これらのミッションは、単なる経済的成功だけでなく、社会全体の持続可能性を重視していることを示しています。
今後の展望
JIVLプログラムは、今後さらに多くのスタートアップ企業を支援していく予定です。三菱UFJモルガン・スタンレー証券の取り組みは、日本のスタートアップエコシステムの活性化に大きく貢献し、イノベーション創出の促進に繋がるでしょう。