未来への鍵を開く「こども万博」2025年に開催予定
2025年10月、EXPO2025大阪・関西万博の一環として行われる「未来のトビラをひらく『こども万博』」に向け、様々な企業や団体が参加することが発表されました。このイベントは、子どもたちの自己肯定感を高めることを目的としており、未就学児から小学生を対象にした多種多様な体験プログラムが用意されています。実行委員会は、株式会社ママそらを中心とした「みらいのたからばこ」が運営しています。
開催の背景
近年の調査によると、日本の子どもたちは自己表現や未知の世界への挑戦意欲が他国に比べて低い傾向があります。また、自己肯定感の向上が急務とされています。そこで「こども万博」では、子ども自身が夢や可能性を見つける機会を提供し、その成長を家族と共に実感できる場を作ることを目指しています。このイベントにおいては、以下の3つの力を育むことが重要視されています。
自己肯定感:自分を受け入れ自信を持つ力
自己効力感:自身の能力で目標を達成する信念
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自己重要感:自分の存在が社会に役立つと感じる力
体験を通じて、子どもたちはこれらの力を育み、未来に希望を持てるような人材へと成長することを支援します。
多様な企業による体験プログラム
「こども万博」では、大阪・関西万博の会場内で行われる予定で、株式会社Meta Osaka、株式会社ママそら、株式会社キッズスターの3社共同プロジェクトとして進められます。各企業は、地域課題の解決や、子どもたちへの社会体験を提供することに情熱を注いでいます。
参加企業・団体の一部
以下に参加企業とその推奨体験をいくつか紹介します:
- - イオンディライト株式会社:プロの清掃道具を使った清掃体験。
- - エイチ・ツー・オー リテイリング株式会社:日本のおもてなし文化を学ぶ体験。
- - 株式会社エーアンドエス:アガットアクセサリー製作体験。
- - 大阪故鉄株式会社:鉄スクラップ工場の擬似体験。
- - オーガイホールディングス株式会社:歯医者体験を通じて医療の理解を深める。
このように、製造業、IT、サービス業などの多様な企業が集まり、参加する子どもたちは様々な職業体験を通じて自分の興味や適性を発見する貴重な機会を得ることができます。
実行委員会の想い
「こども万博」の実行委員長、手塚麻里さんは、2022年に始まった小さな活動が25社にも及ぶ協力を得てここまで成長したことに感謝の意を表しています。子どもたちが多様な大人との出会いを通じて、さまざまな仕事に触れ、「こんな仕事があるんだ」とか「こんな大人になりたい」と感じられる機会を提供することが重要だと強調しています。
イベント概要
- - イベント名:未来のトビラをひらく「こども万博」in EXPO2025大阪・関西万博
- - 開催日時:2025年10月10日(金)・11日(土)
- - 会場:EXPOメッセ「WASSE」
- - 主催:こども万博実行委員会
- - 来場予想:5,000名(2日間)
- - 対象年齢:未就学児〜小学生
- - 入場料:無料(一部有料)
- - 公式サイト:こども万博公式サイト
このように、こどもたちが出会い、さまざまな可能性を感じる場として「こども万博」は期待されています。自身の可能性を信じる力を育てるために、参加する企業の真剣な取り組みがここにあります。