特別車両「ストリーモ」が大阪・関西万博で消防巡回を支援
2025年に開催される「大阪・関西万博」において、株式会社ストリーモが特別仕様の三輪モビリティ「ストリーモS01JT 防災巡回車」を5台提供することが決定しました。この特別車両は、消防活動を支える新たなパートナーとして期待されています。
ストリーモの特長
「ストリーモS01JT」は、一見して消防車両とわかる赤色の塗装が施されています。特徴的なのは、360度カメラと通信機能が搭載されている点です。この機能により、災害時のライブ映像配信や移動式通信中継器としての活用が可能となり、消防職員の作業負担軽減に寄与します。
この提供は、大阪消防局と協力し、広大な万博会場内の安全確保を目的としています。特に狭い通路での運行が求められる環境下においても、ストリーモの高い安定性が評価され、選ばれることになりました。
安全性と機動性の両立
ストリーモの独自のバランスアシストシステムにより、停止時でも自立し、極低速から快適な速度まで安定して走行することが可能です。これにより、災害現場や万博会場内の多様な路面環境でも安全に移動することができます。この技術は特許取得済みで、特に高齢者や身体能力に不安を抱える方々でも安心して利用できる設計となっています。
また、歩行者との親和性も考慮されており、極低速運転時でも重心が崩れにくく、足をつかずに容易に立ち止まることができます。混雑した環境下でもストレスなく巡回できることから、安心感を持って活動ができるのです。
消防職員の負担軽減
ストリーモの設計には、消防隊員が背負う荷物を収納するためのスペースも考慮されています。この機能によって、重装備や緊急資材を容易に運搬でき、消防職員の身体的な負担を大きく軽減することが期待されています。これまでも様々なシーンでの利用が進んでいますが、特に万博という大規模なイベントでの採用は、その有用性が試される良い機会となるでしょう。
未来への展望
このたびの取り組みを通じて、ストリーモは「ストリーモ S01JT 防災巡回車」を通じ、大阪・関西万博における安心・安全な環境づくりに貢献していきます。今後も株式会社モリタホールディングスや大阪市消防局と協力し、新たな消防や緊急対応の現場に応じた移動手段の実現を目指してまいります。
ストリーモは「自分のペースで移動できる」をコンセプトにした立ち乗り三輪モビリティを展開しており、幅広い世代の方々に支持されています。高齢化や交通問題の解決に向け、これからも様々な利用シーンでの展開が期待されます。
ストリーモの企業概要
株式会社ストリーモは、東京都墨田区に本社を構え、2021年8月に設立されました。「世界中の人の移動と暮らしを豊かにすること」をミッションに掲げ、安全で快適な移動手段の提供を目指しています。公式サイトではさらに詳しい情報が掲載されており、興味のある方はぜひチェックしてみてください。
ストリーモ公式HP
このように、ストリーモは単なる新しいモビリティとしてだけでなく、消防や災害対策においても重要な役割を果たす存在へと成長しています。