福岡で開催される「オバケ?」展
2025年7月10日(木)から8月31日(日)まで、福岡アジア美術館で特別展「おいでよ!夏の美術館vol.2「オバケ?」展」が開催されます。この展覧会では、世代を超えて多くの人々を惹きつける「オバケ」というテーマが取り上げられ、参加クリエイターはなんと約20組。オバケの魅力を多角的に探る、親子で楽しめる体験型の展覧会です。
不思議なオバケたちを体験
「オバケ?」展では、古今東西のオバケが多様な形で展開されます。オバケは怖かったり可愛かったりする存在で、見るだけでワクワクさせられるもの。この展覧会では、そんなオバケをテーマにした様々なクリエイティブな表現を楽しめます。
メインビジュアルはオリジナルクリエーションで魅力的に飾られ、観客たちをオバケの空想の世界へと誘ってくれます。特に見逃せないのは、落語家・春風亭一之輔による『ねないこだれだ』の朗読。子供たちを魅了する声で朗読される作品は、怖いオバケの世界に引き込まれることでしょう。
そして、人気キャラクター「バーバパパ」のゾーンも設置。柔らかいピンク色の体が自由自在に姿を変える姿は、訪れる人々に笑顔をもたらします。ここでは、実際にバーバパパに会って触れ合うことができる素敵な空間が広がっています。
オバケ研究所の設立
新たに設立された「オバケ研究所」では、オバケの歴史や文化を深く探求。絵本研究の第一人者である広松由希子が選んだ500冊のオバケ絵本や、安村敏信によるオバケや妖怪の違いを解説する展示などがあり、観覧者は一層の知識を得ることができます。また、多様なジャンルから集まったオバケ研究員たちが各自の研究成果を披露する場も設けられています。
十人以上のクリエイターが集結し、オバケの存在を新たな視点から掘り下げるその試みは、見逃せません。日本美術における「会いたいオバケ」と「会いたくないオバケ」の描かれ方の変遷を通じて、その不思議な世界に迫ります。
イベントとワークショップ
展覧会期間中は、さまざまなイベントやワークショップも予定されています。8月11日には、なかよしオバケコンサートが開かれ、地域の音楽家たちによる演奏が楽しめます。また、8月16日には、オバケ展にちなんだ絵本読み聞かせと共に、オバケハウスづくりのワークショップが行われます。このイベントでは、自分だけのオバケハウスを作る楽しい体験が待っています。
まとめ
「オバケ?」展は、ファミリー向けの楽しい企画が詰まった展覧会です。多様なオバケの世界を楽しみながら、創造性を広げる絶好の機会。お子さまから大人まで楽しめるプログラムが用意されているので、ぜひ家族で訪れてみてください。福岡の夏、オバケたちに会いに行くのはいかがでしょうか?
展覧会概要
- - 会期:2025年7月10日(木)~8月31日(日)
- - 会場:福岡アジア美術館 7階
- - 観覧料金:一般1,600円、中高生1,100円、小学生500円(未就学児無料)
- - 公式サイト: オバケ展特設サイト
この機会をお見逃しなく!