香港から来たダイアナ
2025-04-24 00:18:18

映画「香港から来たダイアナ」が日本初登場、異文化交流を描く話題作

映画「香港から来たダイアナ」が日本初上映



映画「香港來的Diana~香港から来たダイアナ」が、2024年5月24日に池袋シネマ・ロサで日本初の上映を迎えます。この作品は、製作から完成まで3年を費やし、すべての制作工程をひとりで手掛けた自主映画です。低予算ながらも、2024年には世界13ヵ国の映画祭に出品し、36の映画賞を受賞したことでも注目されています。

制作の背景とテーマ



本作は、香港で2019年から2020年にかけて発生した「香港民主化デモ」を背景にしています。香港の現状と自らの将来に悩む日本人の就職氷河期世代を重ね合わせ、香港人と日本人の異文化交流をリアルに描いたドキュメンタリードラマとなっています。監督の藤本直樹氏は、商業映画では扱えないテーマを取り上げることを目的に、この作品を制作したと語っています。

ストーリー概要



物語は、東京で息子とともに生活する香港出身の佐藤ダイアナ(41歳)を中心に展開します。彼女は日本での生活をより良くするために、中国語会話教室を開きます。その教室に参加したのが、日本人の長安拓(35歳)。彼は就職氷河期世代で、未来に不安を抱える一人です。ダイアナとの出会いを通じて、彼は日本の外に目を向けるようになり、一方で、ダイアナの故郷である香港では深刻な問題が進行中。二人の交流を通じて、彼らはお互いが抱える社会的な問題を共有していきます。

受賞歴と反響



この作品は、多くの映画祭で受賞しており、その数は36に上ります。アメリカのチャイナタウン映画祭やオランダのARFFアムステルダム国際アワードなど、国際的にも評価されています。このような実績を受けて、本作が日本の劇場にて初上映されることに、大きな期待が寄せられています。

上映情報



映画の上映は、2024年5月24日から5月30日までの一週間、池袋シネマ・ロサで行われる予定です。そして、日本語・広東語の音声に加え、日本語・英語の字幕付きの上映が予定されています。観客はこのドキュメンタリードラマを通じて、現在の香港と日本の社会問題について深く考える機会をいただけるでしょう。

監督のメッセージ



藤本監督は、現在の香港民主化をテーマにした理由について、かつて多くの人が声を上げたにも関わらず、今はその影が薄れてしまったことに疑問を持っていることを明かしています。国家による言論の自由の制限は、過去の日本や、現在の他国とも重なる問題であり、この作品が多くの人々に考えるきっかけになることを願っています。

映画「香港來的Diana~香港から来たダイアナ」は、現代の社会を反映した深いテーマを持つ作品です。ぜひこの機会にご覧いただき、香港と日本のリアルな交流を体験してみてください。


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