バレーW杯で心拍数生中継
2015-08-18 11:00:05
フジTV×Polar、バレーボールW杯で選手心拍数生中継!革新的技術がスポーツ界に新風を巻き起こす
フジテレビとPolar、バレーボールW杯で選手心拍数生中継
2015年に行われたFIVBワールドカップバレーボール大会において、フジテレビとスポーツ機器メーカーのPolar Electro社がタッグを組み、世界で初めてとなる快挙を成し遂げました。それは、バレーボール選手の心拍数をリアルタイムでテレビ中継に反映させるという、革新的な試みです。
試合中、選手が着用するPolar社の心拍センサーから取得されたデータは、Bluetooth通信を通じてフジテレビに瞬時に送信。1秒単位で更新される心拍数は、グラフィックとして画面に表示され、視聴者は選手たちの興奮や緊張、疲労度などをリアルタイムで知ることができました。
この技術のベースとなっているのが、Polar社の「Polar Teamソリューション」です。これは、複数の選手の心拍数を同時にモニタリングできるシステムで、トレーニングや試合における選手のコンディション管理に役立ちます。iPadアプリと連携することで、最大40名までの心拍数をリアルタイムで確認することができ、チーム全体の状況を把握するのに非常に有効です。
Polar Teamソリューション:スポーツ科学の進化
Polar Teamソリューションは、単なる心拍数の計測にとどまりません。チーム全体の状況を俯瞰的に捉えることで、より科学的なトレーニング計画の立案、選手のコンディション調整、戦略立案などに役立ちます。
アプリ上では、個々の選手だけでなく、チーム全体の平均心拍数なども確認可能です。選手個人の心拍数の推移をグラフ化し、試合中のパフォーマンス変化を分析したり、トレーニングの負荷を調整したりといった活用も可能です。
Polar社:心拍計測技術のパイオニア
1977年創業のPolar Electro社は、世界で初めてトレーニング用心拍計モニター装置を開発した老舗メーカーです。長年にわたる研究開発と蓄積されたノウハウにより、高精度で信頼性の高い製品を提供し続けています。
その技術は、トップアスリートから一般愛好家まで幅広く支持されており、世界80カ国以上で販売されています。正確性と信頼性を追求し続けるPolar社の姿勢は、今回のバレーボール中継における成功にも大きく貢献しています。
スポーツ中継の未来
今回のフジテレビとPolar社の取り組みは、スポーツ中継における新たな可能性を切り開きました。単に試合の経過を伝えるだけでなく、選手の身体的状態をリアルタイムで可視化することで、視聴者はより深く試合に没入し、新たな楽しみ方を見出すことができるでしょう。
今後、この技術は他のスポーツにも応用される可能性があり、スポーツ科学の発展や、よりエンターテインメント性の高いスポーツ中継の制作に繋がることが期待されます。選手のパフォーマンス向上、そして視聴者体験の向上という、両面からのメリットが期待される画期的な技術といえるでしょう。
この技術の進化は、スポーツの未来を大きく変える可能性を秘めていると言えるでしょう。
会社情報
- 会社名
-
ポラール・エレクトロ・ジャパン株式会社
- 住所
- 東京都渋谷区幡ヶ谷1-1-1幡ヶ谷プラザビル 8F
- 電話番号
-
03-5308-5740