株式会社大賀薬局が藤野動物病院を取得
2025年2月28日、株式会社大賀薬局(本社:福岡市博多区、代表取締役社長:大賀崇浩)が藤野動物病院(福岡県小郡市祇園)の運営会社、株式会社MUの全株式を取得することを発表しました。これにより、動物医療の安全性や質の向上を目指し、「ワンヘルス」の理念をさらに推進していく方針です。
ペット医療のニーズの高まり
現代の多くの家庭では、ペットが「家族」として受け入れられています。このため、獣医療に対するニーズは年々増加しています。実際、日本では犬や猫を飼っている家庭が全体の約5分の1に達しており、動物の健康に対する関心も今後一層高まる見込みです。大賀薬局は、ペットの健康を守るべき存在と捉え、医療の質や安全性の向上に貢献することを目標としています。
株式会社MUとの協力体制の強化
今回の藤野動物病院の承継によって、株式会社MUは大賀薬局の完全子会社となり、地域の動物医療機関との協力関係をさらに深化させることが期待されています。これにより、地域のニーズに基づいた最適な医療サービスを提供することが可能になるでしょう。大賀薬局は「人」「動物」「環境」の健康を包括的に支える「ワンヘルス」のリーダー企業として、持続可能な医療環境の構築を目指しています。
ワンヘルスの理念
ワンヘルスとは、「人の健康」「動物の健康」「環境の健全性」を一体的に捉え、一緒に守っていくという考え方です。福岡県を含む全国でこの取り組みが進められており、今後の医療システム改革に寄与することが期待されています。
藤野動物病院に関する詳細
藤野動物病院は2000年に開院され、2019年に現院長の伊藤太一が事業を引き継ぎました。この病院は「飼い主様とのコミュニケーションを大切にし、納得いただける病状や治療法の説明を徹底する」という理念を掲げており、地域の医療機関との連携を活かしながら、一次診療と専門医療をつなぐ“1.5次医療”を担っています。所在地は福岡県小郡市祇園2丁目2-1です。
株式会社大賀薬局について
大賀薬局は1902年に創業し、福岡県を中心に調剤薬局やドラッグストア、化粧品専門店を118店舗展開しています。「薬を増やすではなく、減らす薬局」を目指し、地域の皆様が健やかに過ごせる場所を提供することを理念としています。また、2024年には動物の調剤も開始し、人と動物が共に健康であることを目指す企業へと進化しています。大賀薬局の本社は福岡県福岡市博多区博多駅前3-9-1、大賀博多駅前ビル3Fに位置しています。
結論
大賀薬局が藤野動物病院を取得したことは、動物医療の質の向上だけでなく、地域社会におけるペット医療の重要性を再認識させてくれる一歩となります。今後も大賀薬局は、ワンヘルスを推進し、人、動物、環境のより良い共生を目指した取り組みを続けていく考えです。