未来機械、新型ソーラーパネル清掃ロボットの量産を発表
株式会社未来機械は、四国電力を含む8つの有力企業から総額約7億円の出資を受け、海外向けの大型ソーラーパネル清掃ロボットの量産を開始することを報告しました。この新モデルは、特に中東やインドの砂漠地域での太陽光発電の需要を見込んで開発されたものです。
1. 画期的な技術の背景
未来機械は2008年から、ソーラーパネル清掃ロボットの研究開発に取り組んでおり、世界で初めて自律型のハンディタイプを実用化しました。このロボットは、すでにサウジアラビアやアラブ首長国連邦、カタールなどで導入されており、その高い技術力が評価されています。
特に乾燥した地域では、砂埃によるソーラーパネルの汚れが発電効率を下げる要因となっています。未来機械は、砂漠向けのソーラーパネル清掃ロボットに対する需要が急増していることを受け、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)等の支援を得て、新たに巨大太陽光発電所向けの新機種の開発に成功し、現地からの期待が高まっています。
2. 量産体制の整備
2019年からの量産開始に向けて、未来機械は生産体制を整えると共に、積極的な海外進出を行う予定です。同社代表の三宅徹氏は、”Made in Japan”のロボット技術を用いて、太陽光発電の普及に貢献し、持続可能な社会を実現することを強調しています。
代表者のコメント
「中四国地域の出資者の協力を得て、我々の技術を世界に展開できることを大変嬉しく思います。」
3. 出資者の期待
出資を行った各社も、未来機械の技術力と将来性に大きな期待を寄せています。四国電力の佐伯勇人社長は、「将来の市場拡大が見込まれる中、同社が開発した競争力のある新型ロボットによる事業展開に期待しています」とコメント。その中でも、最先端の技術と長年のものづくりの経験を融合させ、多方面で地球の課題解決を目指すという小橋工業の小橋正次郎社長の意見も注目されます。
また、リアルテックファンドの永田暁彦氏は、未来機械に対する投資が地球と人類の課題解決に資すると考え、全力での支援を表明しました。
4. 未来機械に関する基本情報
現在、未来機械は香川県高松市に本社を置き、14名の社員を擁し、移動ロボットやメカトロニクス機器の研究開発を行っています。持続可能なエネルギーの普及を目指し、今後の展開が非常に楽しみです。
お問い合わせ先
株式会社未来機械
お問合せ:辻 福江
電話:087-816-5112
メール:
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大きな期待を背負い、未来機械は日本の技術を世界に発信していきます。