介護業界の人材不足
2024-07-10 11:14:50

ザブングル加藤が語る!介護業界の人材不足と未来。経験から生まれた「介護の仕事への向き合い方」とは?

ザブングル加藤が語る!介護業界の人材不足と未来。経験から生まれた「介護の仕事への向き合い方」とは?



介護のトータルケアカンパニーとして全国で事業を展開する株式会社土屋(本社:岡山県井原市)は、2024年6月18日、タレントのザブングル加藤氏と認知症ケアの専門家 坂本孝輔氏を招き、「介護の人材不足」をテーマにトークイベントを開催しました。

イベントでは、介護業界の深刻な人材不足問題、介護未経験から介護業界で働いた経験を持つザブングル加藤氏の貴重な体験談、そして人材不足解消に向けた取り組みなどが語られました。

介護業界は深刻な人材不足に直面



イベント冒頭、株式会社土屋の常務取締役である高浜将之氏は、介護業界が抱える人材不足問題について具体的なデータを示し、その深刻さを訴えました。

厚生労働省の介護労働実態調査によると、介護事業所の66%、訪問介護に至っては83%の事業所でヘルパー不足が深刻化しているとのこと。有効求人倍率も、全職業が1.16倍であるのに対し、介護は3.71倍、訪問介護員に至っては15倍と、非常に高い競争率となっています。

ザブングル加藤氏の介護体験



ザブングル加藤氏は、過去に不祥事を起こし謹慎期間中に、介護施設でボランティアとして3か月間、様々な施設で介護の仕事に従事した経験を語りました。

特に印象に残っているのは、熊本の介護施設での経験。90人ほどの入居者の入浴補助を毎日45人分、1か月間担当したそうです。

入浴介助だけでなく、脱衣所のサポートや、車椅子への乗り換えなど、身体的な負担も大きかったとのこと。最初は戸惑いもあったそうですが、1か月間続ける中でスムーズにこなせるようになったそうです。

介護職に必要なコミュニケーション能力



イベントでは、介護職に求められるコミュニケーション能力についても議論が交わされました。

坂本氏は、介護の仕事では、利用者の不安や抵抗感を理解し、適切なコミュニケーションをとることが重要だと強調しました。

加藤氏は、介護施設で出会った入居者との交流を通して、言葉遣いや距離感、コミュニケーションの大切さを学び、自身の経験から「ゴリゴリの敬語」ではなく「自然な言葉遣い」の方が、利用者との距離感を縮め、安心感を与えることに繋がると感じたと語りました。

介護の仕事は「やりがい」と「難しさ」が共存する仕事



イベントでは、介護の仕事で感じる「やりがい」についても話題になりました。

加藤氏は、入居者から「面白かったぞ」と笑顔で言われたり、「加藤君、今日で最後だよね。悔しいです」と別れ際に言われたりした経験を語り、介護の仕事を通して人との温かい触れ合いを感じたことを嬉しそうに話しました。

一方、坂本氏は、介護の仕事は「誰かのお世話をする仕事」であり、慣れるにつれて「お世話する側が偉い」という意識が生まれ、言葉遣いが乱れたり、嘘をついてしまうことがあると指摘。

介護職は、利用者の状況や気持ちに寄り添い、適切な接し方をすることが求められる難しい仕事だと強調しました。

介護業界の人材不足解消に向けて



イベント後半では、介護業界の人材不足解消に向けた具体的な取り組みについて議論が交わされました。

高浜氏は、従業員の待遇改善や、会社の方向性を明確にすることで、離職者を減らし、長く働ける環境作りが重要だと訴えました。

坂本氏は、自身の経験から「会社が目指すもの」を明確に伝え、職員一人ひとりの「やりがい」を育むことの重要性を語りました。また、上司の態度や接し方を変えることで、職場の雰囲気を改善し、離職率を下げることができたという経験を共有しました。

介護の仕事の魅力と課題



イベントを通して、介護の仕事は、人との温かい触れ合いを通して大きな「やりがい」を感じられる一方で、「人材不足」「待遇改善」「コミュニケーション」など、多くの課題を抱えていることが改めて浮き彫りになりました。

加藤氏の介護体験談や、介護のプロである坂本氏、高浜氏の経験に基づいた話は、介護の仕事の魅力と課題を浮き彫りにし、参加者に多くの気づきを与えたのではないでしょうか。

イベントの最後には、参加者からの質問も飛び出し、活発な意見交換が行われました。

まとめ



ザブングル加藤氏と介護のプロによるトークイベントは、介護業界が抱える深刻な人材不足問題、そして介護の仕事の「やりがい」と「難しさ」について、改めて考える機会となりました。

今回のイベントを通して、介護業界の課題解決に向けて、社会全体で関心を高め、積極的に取り組んでいく必要性が改めて認識されました。


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