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日本初のWeChatミニプログラム、全日空海淘が中国進出を果たす

株式会社ACDがWeChatミニプログラムを発表

株式会社ACDが、日系企業として初めて中国最大のSNSアプリ「WeChat（微信）」内において『全日空海淘モール Mini Program』をリリースした。この新サービスの導入により、中国市場における越境ECの分野での地位を確立しようとするACDの新しい戦略が明らかになった。

WeChatは、アクティブユーザー数が9億人を超える巨大なプラットフォームであり、ミニプログラムを通じて多くの新規ユーザーの獲得を目指す。これにより、ACDの提供する既存のiOS/Androidアプリのみならず、中国ユーザーが日常的に利用するSNSサービスから直接商品を購入できる利便性が加わる。

ミニプログラムの利便性

既存のアプリでは、ユーザーはApp StoreやGoogle Playからアプリをダウンロードしなければならないが、ミニプログラムではWeChatのユーザーが簡単にアクセスできる。つまり、面倒なインストールを必要とせず、広告などから直接商品にアクセスできるのだ。これにより、会員数と売上の増加が期待できる。

ACDは今後もWeChatとの連動プロモーションや、各種広告を通じてユーザーを広げていく方針を打ち出している。WeChat内のミニプログラムのユーザー数は現在約4億に達しており、ACDの展開によって更なる利用促進が見込まれる。

ACDのビジョン

株式会社ACDは、2016年に設立され、以降急速に成長を遂げてきた。2017年にはテンセント社との戦略的提携を結び、今回のミニプログラムの発表はその一環として位置づけられている。今後、香港、台湾、韓国などへの展開を視野に入れ、世界的な越境EC市場に挑む準備が整いつつある。

ACDの企業情報

- 社名 : 株式会社ACD / ACD INC.
- 設立日 : 2016年3月1日
- 所在地 : 東京都江東区辰巳3-9-27 OCS東京スカイゲート7階
- 代表取締役 : 園田康博
- 事業内容 : 越境ECサイトプラットフォームの運営、国際物流システムに関するサービスプラットフォームの運営

ACDが打ち出すこの新サービスは、将来的に越境EC市場での競争力を高めるだけでなく、国際市場においても日本の商品の存在感を一層強める可能性が高い。中国の消費者にとって便利でアクセスしやすいプラットフォームを提供することで、ユーザーのニーズに応えることが求められる。ACDはその期待に応えるべく、一層のサービス向上を図っていくことが重要だと考えている。

今後のACDの展開に目が離せない。